起業×経営体験ゲーム『おいでよ!スタートアップ村』Steam版正式発表。起業サポート会社が作るリアル起業ボドゲがSteamに来る

ライクブルーは10月28日、起業×経営体験ゲーム『おいでよ!スタートアップ村』のPC(Steam)版を正式発表した。

株式会社ライクブルーは10月28日、起業×経営体験ゲーム『おいでよ!スタートアップ村』のPC(Steam)版を正式発表した。配信時期は未定。

本作は、起業から経営までの流れを体験できるシミュレーションゲームだ。アナログボードゲーム版が先行して発売されており、そのデジタル版が現在開発されている。

『おいでよ!スタートアップ村』にてプレイヤーは、自らのスタートアップを立ち上げ、成功へと導くことを目指す。会社を倒産させないように手元資金を増やすことに加え、経営者の幸福度と、会社の社会貢献度という要素もあり、これら3つの勝利点(ポイント)を追求することが最終的な目標となる。

本作のゲームプレイは、起業フェーズと経営フェーズの2段階で進行する。まず起業フェーズでは、資金調達、起業支援の獲得、従業員(仲間)の採用、役員報酬や給料の決定など、事業を立ち上げるための重要な準備と意思決定をおこなう。具体的には、カードを引いて自己資金を獲得したり、サイコロを振った結果により融資を受けたりし、初期投資額を支払って営む業種を決定するといったかたち。さまざまな効果のカードが収録され、ボードゲームのように楽しめるようだ。

次の経営フェーズでは、1か月を1ターンとして12か月分の経営をおこなう。売上や各種支援を獲得できるカードを引き、それらの効果を得た上での収支を計算して業績を確定させるまでが1ターンとなる。思わぬ効果が発生するハッピー/トラブルカードというものも引く必要があるようだ。また、サイコロを使って融資を受けたり、従業員の採用や解雇、あるいはアルバイトを正社員登用したりといったことを任意でおこなえる模様である。

こうして経営をおこない計12ターンが終了すると、最後に決算ターンが訪れる。1年間の業績を集計し、法人税を支払ったり、借金があれば返済したりし、そして先述した3つの勝利点(ポイント)を集計するのだ。

本作を手がけるライクブルーは、企業の組織開発やDX推進支援、雇用者としてのブランド構築支援などをおこなっている会社だ。そうしたビジネスの知見を活かしたゲームも開発しており、そのひとつが本作『おいでよ!スタートアップ村』にあたる。公式サイトによると、先行して発売されたアナログボードゲーム版は、企業や大学での研修や学習などに利用された実績があるとのこと。

『おいでよ!スタートアップ村』のPC(Steam)版は現在開発中だ。配信時期は未定。なお本作は、東京・浜松町にて11月9日に開催されるインディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン10」に出展予定で、ブース(2X-3)ではSteam版が試遊可能だそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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