サイコホラーアドベンチャー『Night Loops』日本語に正式対応。夜明け前のタイムループを繰り返し、“夢の世界”になったホテルを探索

Jiaquariumは5月10日、サイコホラーアドベンチャーゲーム『Night Loops』向けにアップデートを配信し、本作が日本語に対応したと発表した。本作はPC(Steam)向けに配信中。

デベロッパーのJiaquariumは5月10日、サイコホラーアドベンチャーゲーム『Night Loops』向けにアップデートを配信し、本作が日本語に対応したと発表した。本作はPC(Steam)向けに配信中。

本作は、永遠のタイムループに陥った館を舞台にするサイコホラーアドベンチャーゲームだ。昨年10月に配信され、これまでに高い評価を獲得。そしてこのたび、翻訳者のnicolith氏の協力を得て日本語表示に公式対応した。


『Night Loops』の主人公は、海辺に存在するホテルの接客係の人物。最後の勤務の日を迎え、その夜勤のシフトも残り1時間となった午前5時から物語は始まる。モノクロで表現されたホテル内部は、果てしなく広がる夢の世界へ変貌を遂げており、プレイヤーはその世界を探索するなかで、この世のものとは思えない奇怪な現象の数々に出会うこととなる。

ホテルには奇妙な宿泊客たちがおり、謎の亡霊たちに苛まれているという。また宿泊客たちは、ひとりひとりがパズルの形で秘密を抱えている。ホテルではいくつかの仮面を発見でき、それぞれ元の持ち主による不思議な力が秘められている。たとえば、ある仮面を被れば亡霊と会話できるようになり、別の仮面では絵画の中の世界に入り込むことができ、仮面はパズルを解くために役に立つ。

プレイヤーは、誰も知らないというホテルオーナーやこのホテルの真実を求め、果てしなく広がる夢の世界を調査。そして夜明け前にリセットされるタイムループを繰り返すなかで、物語は分岐しエンディングへと向かっていく。


本作は昨年10月にSteamにて配信開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビュー数は約60件とまだそれほど多くはないものの、98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。そして、本作はこれまでは英語にしか対応していなかったが、このたび日本語表示に正式対応。『Buckshot Roulette』や『Spirit City: Lofi Sessions』『上に天井がある。(Looking Up I See Only A Ceiling)』など数々のインディーゲームの翻訳を手がけたnicolith氏が、本作の日本語翻訳を担当している。

『Night Loops』は、PC(Steam)向けに配信中。今回の日本語対応を記念して、5月17日まで20%オフの960円で購入可能となっている。興味のある方は手に取ってみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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