『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズ最新作向け“ユーザーの意見拾い上げプログラム”「Battlefield Labs」発表。コミュニティの声を重視して開発

今回発表された「Battlefield Labs」は、開発元がコミュニティと共に『Battlefield』の次回作を構築するためのコラボレーションプログラム。

Electronic Artsは2月4日、FPS『Battlefield(バトルフィールド)』シリーズの最新作における、コミュニティ開発コラボレーションプログラム「Battlefield Labs」を発表した。まずは欧州および北アメリカ向けに、招待制で数週間後から開始される。

最新作の正式タイトルは未公表ながら、『Battlefield 4』以来となる現代戦が描かれることや、前作『Battlefield 2042』にて兵科の代わりに設けられたスペシャリストシステムが撤廃されることが明らかにされている。また以下の動画では、プレアルファ版のゲームプレイが一部紹介されている。開発は、EA傘下のDICEおよびRipple Effectを中心とし、シングルプレイキャンペーンはCriterion Gamesが担当。Motive Studioも携わっている(関連記事)。

今回発表された「Battlefield Labs」は、開発元がコミュニティと共に『Battlefield』の次回作を構築するためのコラボレーションプログラム。開発の重要段階に入ると共に開始され、参加者は新作のコンセプトやメカニクスをテストしてフィードバックを送り、開発元は何を優先すべきか、何を改善すべきかを判断する材料にするとのこと。

初期テストでは、欧州および北米の招待されたプレイヤーグループとサーバーが対象となり、数千人規模で実施されるという。『Battlefield』のベテランプレイヤーだけでなく、シリーズ未プレイのゲーマーも招待するとのこと。その後、対象地域を拡大し、数万人規模にまで増やしていく計画だそうだ。テストの対応プラットフォームは、PC(EA app)/PS5/Xbox Series X|S。すなわち、新作はこれらのプラットフォームに向けてリリースされるのだろう。

EAタイトルのコミュニティテストというと、たとえばスケボーゲーム『Skate』シリーズの最新作でも現在実施中。発売が近づいた段階で実施されるベータテストとは異なり、開発のかなり早い段階から招待制でおこなわれ、コミュニティからフィードバックを得ながら制作が進められている。『Battlefield』最新作においても、それに似たようなかたちでクオリティを高めていく計画のようだ。

「Battlefield Labs」は、残念ながら現時点では日本からは参加できないが、いずれ対象地域を拡大させる計画とのことで、興味のある方は公式サイトで概要や続報をチェックしておこう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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