学校さまよいゲーム『NO LIFE BABY OF THE END』ひっそり発表。あのイルカが手がける、ひたすら屋上を目指す奇妙体験

『NO LIFE BABY OF THE END』は、学校を舞台にしたウォーキングシミュレーターだという。イルカの新作。プレイヤーは時の止まった学校に閉じ込められている。

ILCAが、『NO LIFE BABY OF THE END』を開発中のようだ。12月20日頃にSteamストアページがオープンしていた。発売時期はいまのところ告知されていない。

『NO LIFE BABY OF THE END』は、学校を舞台にしたウォーキングシミュレーターだという。プレイヤーは時の止まった学校に閉じ込められている。教室にはクラスメイトが佇んでいるが、話しかけても返事はない。そして学校にはなぜかゾンビが蔓延っているようだ。そんな奇妙な状況下で、廊下を抜け階段を上り、屋上に行くことを目指す。

ILCAといえば、受託開発を請け負うゲーム会社の大手だ。目立った実績としては『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』があげられるほか、『シノアリス』シリーズや『トワツガイ』、そして『ポケモンホーム』『ポケモンスリープ』といったソーシャル型のゲームや、『ONE PIECE ODYSSEY』や『SAND LAND』『アイドルマスター スターリットシーズン』といった買い切り大型3Dゲームの開発参加実績あり。『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』に参加し、『エースコンバット』次回作プロジェクトにもバンダイナムコエイセスとして開発に参加中。2D・3D、運営型・買い切り型どの領域にも強みをもつが、近年においてはUnreal Engineを用いての大型ゲームの実績が目立つ会社である。

そんなILCAは自社パブリッシングとしてゲームを開発しているようだ。同社の強みのひとつであるフォトリアルな美しい3Dアセットが確認できる。ゲームルールとしては、「周囲をよく見て、屋上に辿り着いてください」とされており、いわゆる8番出口ライクな作品になっているのかもしれない。美しくも不気味な「学校」という空間で、奇妙な体験が味わえそうである。実績あるゲーム会社が仕掛けるウォーキングシミュレーターとは、どのような内容になるのだろうか。気になるところである。

『NO LIFE BABY OF THE END』は、現在Steam向けに開発中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

記事本文: 5200