「Live2D Cubism」、ついにUnreal Engineに対応。 Cubism 5 SDK for Unreal Engine R1 alpha 1がリリースされLive2Dの可能性広がる


株式会社Live2Dは9月5日、同社が手がけるソフトウェア「Live2D Cubism」において、Cubism 5 SDK for Unreal Engine R1 alpha 1をリリースした。これによりUnreal EngineでLive2Dを使用した開発が行えるようになった。Unreal Engineのバージョンとしては、5.2および5.3に対応しているという。

Live2D Cubismは2Dアニメーション制作ソフトだ。リアルタイム表現を強みとしており、VTuberモデルのほか、家庭用ゲームやスマートフォンアプリ、アニメーション動画などに幅広く利用されているソフトウェアツールである。

今回リリースされたCubism SDK for Unreal Engineでは、従来のCubismを使用したLive2D制作ワークフローのままUnreal Engine上での開発が可能とのこと。Unreal Engineのブループリントなどの標準的な機能にも対応する。


まずはalpha版としてリリースされており、一部機能はalpha版時点では利用できないとのこと。alpha版のユーザーフィードバックを受けて改善をし、beta版に移行、その後正式版となる流れ。このへんは従来のLive2D Cubismのリリースの流れと同様である。

Live2D Cubismといえば、主にUnityに導入されることが多かった。というのも、モバイルゲームや2D表現を主に用いたゲームなどはUnityと相性がよく、そこにLive 2D Cubismが導入されるという流れになっていた。Live2D Cubismはゲームエンジンとしては、UnityのほかCocosにも対応。そしてこのたび、Unreal Engine用のSDKがalpha版としてリリースされたわけだ。

Unreal Engineといえばリッチな3Dゲームが作れるイメージは強いが、2Dスタイルゲームの事例も数多くある。Unreal EngineとLive2D Cubismを用いた、新たな可能性に期待を寄せたいところだ。

「Live2D Cubism」PRO版は単月プラン2280円から利用可能。フリー版および42日間のトライアルも用意されている。