“圧倒的に好評”姫殺しホラーゲーム『Slay the Princess』日本語対応決定。今秋配信予定の大型アプデにて新規チャプターなどとあわせて実装へ

 

デベロッパーのBlack Tabby Gamesは6月9日、ホラーアドベンチャーゲーム『Slay the Princess』向けの大型アップデートを今年の秋に配信するとし、それにより本作が日本語に対応する予定であることを明らかにした。本作は、現在PC(Steam)向けに配信中。

また上記アップデートにあわせて、本作は『Slay the Princess — The Pristine Cut』へと改題されるという。完全版になるという意味だろう。そして同時期に、その完全版のNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けのリリースもおこなうとのこと。


『Slay the Princess』は、“姫”を殺すことを目指すホラーアドベンチャーゲームだ。その姫は、とある森にある小屋の地下に囚われており、殺さなければ世界が滅んでしまうという。プレイヤーは、ナレーターと称する何者かの声に導かれるかたちで小屋へと向かい、ナイフを手にして地下へと進み、やがて地下室にいる姫と対峙する。

本作では多数の選択肢がプレイヤーに提示され、それによってゲームの展開や物語が次々に分岐。姫もまた、自らを殺そうとするプレイヤーを止めるために、あらゆる力と手段を使ってくる。そのなかで、もしつけいる隙を見せれば、彼女は何十回でもプレイヤーを殺すという。本作ではそうして何度もやり直し、あらゆる選択を試しながら、謎めいた物語を追うこととなる。

本作は、2023年10月にPC(Steam)向けに配信。本稿執筆時点で、ユーザーレビューには約1万件が投じられ、その内の実に97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。本作は英語のみに対応してリリースされたが、その後開発元はローカライズを希望する言語についてアンケートを実施している。

 


今回発表された、『Slay the Princess — The Pristine Cut』へとアップグレードされる大型アップデートでは、まず日本語を含む11の言語への追加対応がおこなわれる。アドベンチャーゲームである本作は、豊富な分岐要素も相まって膨大なテキスト量となっているため、日本語対応によってよりプレイしやすくなるだろう。

アップデートではほかにも、The Den・The Apotheosis・The Furyの各チャプター内のルートが拡張。それぞれ現状の3倍以上のボリュームに増えるという。また、チャプターThe Damsel・The Prisoner・The Spectreにより深みをもたらすための3つの新規チャプターも追加され、同時に新たなエンディングも追加。これらにより、全体として約35%のボリュームアップとなり、ボイスは2500行以上追加されるそうだ。400以上のアンロック要素を含むCGギャラリーも用意される。


『Slay the Princess』は、PC(Steam)向けに配信中。体験版も配信されている。そして今年の秋に、日本語対応などを含む大型アップデートが配信予定だ。また、Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One版も同時期に発売される。海外では、 Nintendo Switch/PS5向けパッケージ版も発売されるようだ。