子犬協力ホラーゲーム『Haunted Paws』正式発表。穴掘りや嗅覚などの犬スキルと連携プレイで友人を救出する、“怖カワいい”探索パズルホラー


Lazy Flockは6月5日、子犬協力ホラーゲーム『Haunted Paws』をPC(Steam)向けにリリースすると正式発表した。ストアページによれば、本作は日本語表示に対応する模様。あわせて同作のトレイラーが公開されている。

『Haunted Paws』は、子犬となって不気味なお化け屋敷を探索するホラーゲーム。シングルプレイに加えてローカル・オンライン環境での協力プレイにも対応しており、ホラーゲームながらも「cozy(くつろげる)」と謳われている点から、怖いものが苦手な人でも楽しみやすい作品となっているようだ。


プレイヤーは邪悪な怪物に連れ去られ、お化け屋敷に囚われてしまった友人を救出するため、さまざまな仕掛けを解きつつ屋敷内の牢屋を目指す。穴掘りや吠えたり匂いを嗅いだりといった犬ならではのアクションを駆使し、パートナーと協力して大切な友人を解放しよう。

協力プレイの要素としては、画面分割により相手の状況をリアルタイムで確認しながら探索を一緒に進められる様子がうかがえる。離れた場所にあるスイッチを同時に起動させて隠し扉を開いたり、鍵や懐中電灯などのアイテムをそれぞれの口に咥えて走ったりする場面もあるようだ。また、トイレに閉じ込められてしまった相方を救うため、一方が鍵を探してきて助けるようなシーンもトレイラーから確認できた。


このほか、巨大なクモやカカシから逃げる場面も見受けられたが、時にはこうした脅威と勇敢に対峙する必要もあるという。それぞれの怪物たちに隠された暗い過去や秘密を暴くことで、彼らの解放が可能だと伝えられており、そうした設定からも作中には恐怖だけでない優しさも込められているのかもしれない。

なお本作では、子犬たちのカスタマイズ要素も設けられている。ダックスフンドやボストンテリアなどの幅広い犬種を選べるほか、毛の色も好みのカラーに変更できるという。シルクハットに魔法使い風の帽子といった各種アクセサリーも用意されており、お気に入りのプレイアブル子犬を自由にデザインして楽しめるとのこと。


本作を手がけるLazy Flockは、リトアニアを拠点とする2名のメンバーによる小規模ゲームスタジオ。これまでにアリーナシューターの『Void Prison』をSteamでリリースしており、本稿執筆時点では54件のユーザーレビュー中88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。スタジオの公式サイトではブルドックを愛でるメンバーの写真も掲載されていることから、彼らの犬に対する思いは少なくなさそうだ。

『Haunted Paws』は、PC(Steam)向けにリリース予定。具体的な配信時期は明らかとされておらず、今後の続報に注目していきたい。