リアル志向・中世オープンワールドサバイバル『Middle Ages: Peasants & Knights』発表。物資は「実際に運搬する」必要あり、マルチ対応シビア中世生活
デベロッパーのNeronian Studiosは6月3日、オープンワールド・サバイバルゲーム『Middle Ages: Peasants & Knights』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年配信予定。
本作は、14世紀ヨーロッパをモチーフにした世界を生きるサバイバルゲームだ。史実に基づいた手法でのクラフトを含むリアルな要素などが特徴だという。
『Middle Ages: Peasants & Knights』では、農業をして生計を立てたり、剣を手に冒険に出たり、森で野生動物を狩ったりと、プレイヤーの好きなスタイルで生きることができる。また、オンラインマルチプレイに対応し、ほかのプレイヤーと協力してサバイバルすることも可能だ。現時点では戦闘関連の情報はあまり公開されていないが、ストアページによるとPvP要素も存在する模様である。
特定の土地に住み着き拠点としたり、各地を転々としたりといった生き方についてもプレイヤーの自由。本作の建築システムでは、小さな家から難攻不落の城までを作り上げることが可能だという。また各地には、一時的に身を寄せられるような場所が点在しているようだ。本作では、毎日日が昇るたびに新たな困難が待ち受けており、どのようなスタイルで生きるにしても、必要な資源を備蓄しておくなどの準備が重要になるとのこと。
資源のひとつには木材があり、トレイラーでは森で斧を使って木を切り出す様子が紹介されている。ここでは手押し車を用意しており、これに丸太を乗せて拠点まで運ぶようだ。実は本作では、現実に運べるものだけを持ち運べるシステムが採用されている。つまり、インベントリ画面に獲得した資源などのアイコンを放り込んで手ぶらで運べるわけではなく、その資源を実際に運ばなければならない。この場面では、丸太を肩に担いで運ぶ様子もあり、一度により多くの丸太を持ち帰るために、手押し車を森まで持ち込んだというわけだ。
クラフトに関しても、14世紀当時のリアルな表現が採用されているという。たとえば、農業をして収穫した穀物を石臼で挽いて粉にしたり、火打石を叩いて加工し斧の刃にしたり、あるいは鉄を熱し鍛えて剣を作ったり。トレイラーでは、短く切った丸太を特別な器具と工具を使って加工する様子がみられ、各クラフトにおいてこうした地道な作業をこなすことになるのだろう。
本作では、自然の脅威やさまざまな敵に対処しながらサバイバルをすることとなる。一方で、プレイスタイルによっては美しい中世ヨーロッパの世界をのんびり楽しめることも、本作の魅力のひとつとのことである。
『Middle Ages: Peasants & Knights』は、PC(Steam)向けに2025年配信予定だ。