RykoStudiosは6月4日、ボウリングピンサバイバルゲーム『Last Pin Standing』をPC（itch.io）向けに無料公開した。
『Last Pin Standing』は、ボウリングのピンとなり、次々に転がってくるボールを回避していくサバイバルアクションゲームだ。プレイヤーは全6本のピンのうち1本を操作して、最後の1本となって唯一立ち続けることを目指す。
アクションとしては前後左右への移動や、ボールとぶつかり倒れた際に起き上がる動作が可能。起き上がるためにはスペースキーの連打が必要だが、倒れてしまった回数に比例してキーの入力数も増えていく。倒れている状態で再びボールと衝突すると、弾き飛ばされてゲームオーバーとなる。自動的に動き回るプレイヤー以外のピンたちと競いつつ、巧みに回避や復活をして激しいレーン上の戦いを制そう。
なお向かってくるボールは直進するだけでなく、時々スピンがかかった状態で急なカーブを見せることもある。そのため軌道が読みづらく避けるのが難しいところもあるが、そうしたハードな部分も最後の1本として生き残れた時の達成感につながるかもしれない。サバイブするには運による要素も少なくないが、操作技術が必ずしも強く求められないという点では、力を抜いて気楽に触れられる作品ともいえそうだ。
本作はゲームジャム「GameDev.tv Game Jam 2024」に向けて制作されたもので、同イベントでは「Last Stand（窮地で全力を尽くす、または最後の戦い）」がテーマとなっている。本作はボウリングを題材に、ピンが立っているという意味での「stand」にもかけた知的な遊び心がうかがえる。同ゲームジャムには、この他にもユニークな発想で生まれた多くの作品が投稿されているので、気になる方はのぞいてみるとよいだろう。
また本作は、RykoStudiosことゲームクリエイターのIvan Hernandez氏によって手がけられ、開発には多くのロイヤルフリーアセット素材が使用されている。既存のモデルや音源を組み合わせて、小規模ながらも楽しい体験が味わえる作品となっているため、興味を持たれた方はプレイされたい。
『Last Pin Standing』は、PC（itch.io）向けに無料公開中だ。
