PS VR2用周辺機器「PlayStation VR2 PCアダプター」発表、8月7日発売へ。一部機能は利用できないもののSteamのPC向けVRゲームをPS VR2で遊べる

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは6月3日、「PlayStation VR2 PCアダプター」を発表した。8月7日発売予定で、希望小売価格は8480円(税込)。

本製品は、VRゲーム・アプリを楽しむためのデバイスPlayStation VR2(以下、PS VR2)用の周辺機器。PS VR2はPS5専用として発売されたが、このアダプターを介することによってPCでも使用可能となる。

PS VR2のヘッドセットには、片目当たり2000×2040解像度/90Hz・120Hzの有機ELディスプレイが採用され、視野角は約110度。インサイド・アウト方式のトラッキング技術により、トラッキング用の外部カメラは不要となっている。そして専用コントローラーであるPS VR2 Senseコントローラーには、PS5のDualSenseと同じハプティックフィードバックやアダプティブトリガーを搭載。また、ボタンを押さなくても触れるだけで指を認識できるフィンガータッチ機能なども特徴だ。

今回発表された「PlayStation VR2 PCアダプター」を利用することで、Steamにて配信されているPC用VRゲームを楽しめるようになるという。アダプターのセットアップは、PS VR2のヘッドセットと有線接続し、アダプターからPCへDisplayPort 1.4ケーブルなどを接続するだけである。


なお、PS VR2はPS5専用に設計されているため、HDRやヘッドセットフィードバック、視線トラッキング、アダプティブトリガー、ハプティックフィードバックなどの一部の主要機能は、PCでプレイする場合は利用できないという。標準的な振動機能には対応する。また、4K映像や約110度の視野角、フィンガータッチ機能、シースルービューなどの機能もサポートされる。対応ゲームでは、フォビエートレンダリング(視線トラッキングを使用しないもの)や3Dオーディオも利用可能とのことだ。

PCでPS VR2を使用してゲームをプレイするために必要なPCスペックは以下のとおり。

□OS:Windows 10 64ビット版/Windows 11 64ビット版
□プロセッサー:Intel Core i5-7600/AMD Ryzen 3 3100(Zen 2以降のアーキテクチャが必要)
□RAM/メモリー:8GB以上
□GPU/グラフィックカード:
・NVIDIA GeForce GTX 1650以降(Turing以降のアーキテクチャが必要)
・NVIDIA RTXシリーズ
・AMD Radeon RX 5500XT以上/AMD Radeon RX 6500XT以上
*(NVIDIA GeForce RTX 3060以上またはAMD Radeon RX 6600XT以上のグラフィックカードの使用を推奨)
□DisplayPort:DisplayPort 1.4(標準のDisplayPortまたはMini DisplayPort出力ポートが必要)
□USB:直接接続のみ
□Bluetooth:Bluetooth 4.0以降

「PlayStation VR2 PCアダプター」は、取扱店にて8月7日発売予定だ。