デベロッパーのMLMEDIAは5月22日、パルクールゲーム『Rooftops & Alleys: The Parkour Game』の早期アクセス配信をPC（Steam）向けに開始した。本作はまだ開発途上であるものの、非常に高い評価を獲得している。
本作は、Unreal Engine 5を使用し個人で開発されている作品。開発者のMichael氏の求めるパルクールゲームが存在しなかったことから、自ら開発することにしたそうだ。
『Rooftops & Alleys: The Parkour Game』では、用意されたマップにて自由にパルクールアクションを楽しめる。壁を駆け登ったり、段差を飛び越えたり、高所からジャンプしローリングして着地したりなどの基本的なアクションのほか、バック転したり空中で体をひねったりといった技を決めることも可能。そうした技を決めてゲージを溜めることで、スピードブーストを発動できるシステムも用意されている。
マップは、現時点では工場跡地や建設現場、学校といった環境の3種類から選択可能。地上から建物の屋上まで自由に駆け回ることができ、比較的現実的な環境として構成されつつも、パルクールを楽しめるスポットがあちこちに配置されている。またマップ内では、指定のコースを走破するタイムトライアルや、指定のスポットで技を決めていくトリックチャレンジに挑戦可能だ。もちろん、マップ内を思うままにフリーロームすることもできる。
技を決めるとスコアを獲得でき、コンボを繋げてハイスコアを目指す楽しみもある。このほか、キャラクターの衣装などのカスタマイズ要素や、一人称視点と三人称視点の切り替え機能、また鳩になってマップを探索したりセッションマーカーを設定したりできる機能なども存在する。
本作は、5月22日にSteamにて早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビューは約1300件のうち実に98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。まだコンテンツ量はそれほど多くはないものの、パルクールの動きがリアルに再現された本格的なゲームプレイが好評だ。そのパルクールアクションにおいては、ミスすると現実と同じく痛々しく転倒することになるが、上手く技を繋げていけると爽快であり、プレイヤーのスキルが試される点も高評価につながっている様子である。
なお本作の今後の予定としては、新たなマップやチャレンジ、カスタマイズ要素、ゲームモードの追加などが計画されている。開発元では、ほかにも多数の要素について検討しているとのこと。本作はまだリリースから1週間程度であるが、すでに7回のパッチが配信され、カスタマイズアイテムの追加や各種改善、バグ修正が実施されるなど、精力的に開発が進められている様子。正式リリースは2025年になる見込みとのこと。
『Rooftops & Alleys: The Parkour Game』は、PC（Steam）向けに早期アクセス配信中だ。
