浮島カフェ経営シム『スカイカフェ: 混沌の戦略家』発表。店内の“エントロピー”が高まると災害勃発、客の安全と儲けのバランスを取りながら営むお空のカフェ

ATRIC Gamesは5月30日、『スカイカフェ: 混沌の戦略家』を発表した。空に浮かぶ島にてカフェを経営するシミュレーションゲームだ。

デベロッパーのATRIC Gamesは5月30日、浮島カフェ経営シミュレーションゲーム『スカイカフェ: 混沌の戦略家』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、空に浮かぶ島にてカフェを経営するシミュレーションゲームだ。カフェの建設から始め、従業員の採用や商品開発などもこなすことになるという。


『スカイカフェ: 混沌の戦略家』にてプレイヤーは、まず土台となる浮島にカフェを建設する。グリッド上に建築パーツを配置するかたちで建物の構造からデザインでき、壁や扉、窓などを自由に配置して建物を作り、その中に各種カフェ設備や客席、装飾品を導入していく。空飛ぶ車用の駐車場を用意することも忘れてはならない。客席のテーブルと椅子はセットになっており、さまざまなテーマのものから選択可能だ。

ひととおり店が完成したら、従業員を雇い担当する仕事を与えてカフェをオープンさせる。従業員は、それぞれユニークなスキルをもっているという。スキルの内容は、後述するエントロピーシステムに関連するものが中心となる模様で、たとえばチップ獲得時などに一定の条件にてエントロピー値を引き下げる効果のものなどがある。そうしたスキルの組み合わせを考慮しながら、従業員を選択・配置していくと良いそうだ。

お客に提供する商品としては、アメリカーノやモカ、キャラメルマキアートなどのコーヒーのほか、トーストやクロワッサンなどのパン、またアイスクリームなどのデザートも提供可能。メニューは店単位で決めるのではなく、建築した提供設備ごとに手持ちの商品から割り当てて販売することになるようだ。また研究スタッフを雇うと、さまざまな食材を組み合わせて新しいメニューを作ることができる。

 


先述したエントロピーシステムは、店内の混乱と秩序の状態を表す本作の特徴のひとつ。店のエントロピー値が一定以上になると、設備にて火災が発生したり、お客がバタバタと倒れたり、あるいは不安を感じたりと、店の評判に影響するさまざまなトラブルが発生する。エントロピー値は、建築パーツごとに設定されカフェをデザインするなかで基本値が決定するほか、お客やランダムイベントなどによっても上昇していく。

逆にエントロピー値増加を抑える要素としては、先述した従業員のスキルのほか、サービスプロセスの最適化、店内の合理的なレイアウト、イベントの迅速な処理などがある。エントロピー値を管理してお客の満足度を上げることを優先するのか、それともトラブル覚悟で高収益を追求するのかはプレイヤー次第だ。

また、カフェ運営中には特定のタイミングで戦略カードを引くことができ、これによってもエントロピー値を下げることが可能。戦略カードの効果にはほかにも、売上を増加させたり、イベントを迅速に処理したり、従業員の能力を強化したりなど、さまざま存在するとのこと。戦略カードは、アンロックした上でデッキを構築し、そこから随時ランダムで提示されるかたちになる模様である。


本作ではこのほか、コーヒーグルメ連盟が主催するグルメコンテストや従業員チーム競技会が開催され、カフェのサービスレベルや製品の革新性を試す場として参加可能。良い評価を得ることでカフェの知名度が上がり、さらに多くのお客を呼び込むことにつながる。また、舞台となる浮島の別のエリアを訪れて、個性的なキャラクターたちと出会って従業員としてリクルートしたり、物語に触れたり、あるいは新たなゲームプレイをアンロックしたりといった要素も用意される。

『スカイカフェ: 混沌の戦略家』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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