ほのぼの和風商店街シム『Minami Lane』ついに日本語に対応、「おいでませ、みなみ通りへ!」。コントローラー対応やデータ容量約1/10化なども実施

Doot/Blibloopは5月29日、商店街運営シミュレーションゲーム『Minami Lane』向けに最新アップデートを配信し、日本語対応の追加などをおこなった。本作はPC(Steam)向けに配信中。

デベロッパーのDoot/Blibloopは5月29日、商店街運営シミュレーションゲーム『Minami Lane』向けに最新アップデートを配信し、日本語対応の追加などをおこなった。本作はPC(Steam)向けに配信中。

本作は、日本風の街の道路沿いに商店街を作り、お店などを運営するシミュレーションゲームだ。なお今回のアップデートにあわせて、Steamストア上の本作のタイトルが日本向けには『おいでませ、みなみ通りへ!』に変更されているが、ゲーム内でのタイトル表記は従来どおりである。


『Minami Lane』では、指定の目標をこなしていくミッションモードと、気の向くままに商店街を作れるサンドボックスモードをプレイ可能。ミッションモードの目標としては、特定の種類のお店や施設を建てたり、一定数以上の住民を集めたり、住民の満足度を一定以上まで高めたりなどがあり、より高難度の条件が指定されたサブ目標も存在する。そうした目標をこなすと、また新たな通りでの別のミッションへと移り、建てられるお店などが追加されていく。

本作のゲームプレイの基本的な流れとしては、住居を建てて商店街に住民を呼び込み、彼らがお金を落とすお店を建設し、稼いだお金でさらに施設を充実させていくというもの。お店では、販売する商品を選択したり、その商品のレシピを調整したりといったことが可能。帰途につくお客を選択すると具体的な要望を聞くことができるため、それをもとにレシピを改善させたり、必要とされる施設を建てたりして、商店街を発展させていくのだ。

本作は、今年2月にPC(Steam)向けに配信開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビューは約1700件のうち実に98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。また開発元によると、5月27日時点で売り上げは7万5000本を記録しているそうだ。


今回配信されたアップデートでは、まず日本語を含む6か国語のサポートが追加。これまでは英語のみの対応だった。本作は、経営シミュレーションゲームとしては比較的カジュアルな作品ではあるが、先述したお客の要望を把握したり、統計情報を確認したりなど、日本語対応によってかなりプレイしやすくなったといえるだろう。

コントローラー操作への完全対応も実施された。ゲーム内での主要な操作が各ボタンに割り当てられ、より快適にプレイできるかたちに。また、新しいタヌキのオブジェクトの追加や、一部の木への葉っぱが落ちるアニメーションの追加、UIの改善など、ビジュアル面の改善もおこなわれている。

さらに、本作のデータ容量が約1/10にサイズダウンされた。アセット管理と圧縮の方法を見直し、クオリティを一切落とすことなく、2GB以上だったデータサイズを235MBほどに減らしたそうだ。設定によっては、ロード時間が少し早くなることがあるとのこと。このほかにも、QoLの改善やバグ修正なども実施されており、詳細はパッチノートを確認してほしい。


『Minami Lane(おいでませ、みなみ通りへ!)』は、PC(Steam)向けに配信中だ。なお開発元によると、本作のセールが海外時間5月30日から6月4日にかけて実施予定とのことなので、購入を検討している方はそれを待つと良いかもしれない。また、6月9日に放送されるイベント「Wholesome Direct 2024」では、本作に関する何らかの大きな発表がおこなわれるそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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