ドット絵×3DアクションRPG『Arisen Force: HeroTest』正式発表。信長やアーサー王を「虚空」から救い出す、英雄共闘スタイリッシュアクション

Lemportは5月28日、『Arisen Force: HeroTest』を正式発表した。虚空と呼ばれる存在による侵略に立ち向かうアクションRPGだ。

デベロッパーのLemportは5月28日、アクションRPG『Arisen Force: HeroTest』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第3四半期に配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

本作は、開発元が現在手がけているアクションRPG『Arisen Force: Vonimir』のスピンオフ作品だ。同作で採用しているバトルシステムなどに焦点を当てた小規模な内容になるとのこと。


『Arisen Force: HeroTest』は、虚空と呼ばれる存在による侵略に立ち向かうアクションRPGだ。プレイヤーは、本作の世界における最後の砦である時の神殿を拠点に、時空を超えた冒険をする。虚空に侵された旅先の世界にて英雄たちを救い出すのだ。そして彼らとのチームを編成し、虚空によって腐敗した魔塔の攻略を目指すこととなる。

登場する英雄は、アーサー王・カサリナ・ジャンヌ・関羽・ヒッポリュテ・織田信長の6名で、どのタイミングで誰に出会えるかはランダムとなる。それぞれの英雄は独自の才能と専門分野を持ち、武器とスキルの組み合わせによってシナジー効果を発揮できるという。武器はキャラクター固有のものが用意される模様で、たとえばアーサー王は大剣、ジャンヌは槍、織田信長には刀が割り当てられている。

バトルはサイドビュー形式にて展開し、チーム編成した英雄たちと共に敵と乱戦を繰り広げるかたちとなるようだ。戦略性とスタイリッシュなアクションが特徴となり、また特定の条件下でスキルポイントを再配分できるようなシステムも用意されるとのこと。

 


本稿冒頭で触れたとおり、本作は開発元Lemportが現在手がけている『Arisen Force: Vonimir』のスピンオフとなる作品だ。同作は、『オクトパストラベラー』や『ドラゴンズクラウン』『テイルズ オブ アライズ』などの作品から影響を受ける、本作より本格的なRPGとして制作中(関連記事)。本作『Arisen Force: HeroTest』でも確認できるHD-2D風のビジュアルは、そうした影響のひとつだろう。

開発元は今年4月、『Arisen Force: Vonimir』の開発進捗を報告するなかで、開発チームの役割を部門ごとに再構成し、同作のアクション要素を向上させるアプローチについて言及。以前研究していたフレームワークとプロトタイプをもとに、バトルシステムなどに焦点を当てた小規模な作品をデザインチームが開発し、先にリリースする計画を発表した。それが本作『Arisen Force: HeroTest』というわけだ。大胆な判断であるが、スピンオフ開発によって本編である『Arisen Force: Vonimir』のクオリティを引き上げることにつながり、また『Arisen Force: HeroTest』の売り上げを本編の開発費に回すことができると、同スタジオは説明している。

*『Arisen Force: Vonimir』のトレイラー

『Arisen Force: HeroTest』は、PC(Steam)向けに2024年第3四半期に配信予定。今回の発表にあわせて、Steamでは体験版が配信開始されている。また、2025年にはNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けにもリリースされる。

そして『Arisen Force: Vonimir』は、PC(Steam)向けに2024年第4四半期に配信予定で、同じくNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One版も2025年リリース予定として計画されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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