物理演算チャーハン炒めシム『炒飯マスター』発表。立ちのぼる火柱の上で中華鍋を振り、具材を炒めて米・具・彩・迅・躍の5要素を極める

 

ゲーム開発者のハートリー氏は5月28日、物理演算チャーハン炒めシム『炒飯マスター』のPC(Steam)向けストアページを公開した。

『炒飯マスター』は中華鍋を振り、米やエビといった具材を炒めてチャーハンを完成させる3Dシミュレーションゲームだ。プレイヤーは炎が立ちのぼる高火力の五徳の上に鍋を置き、各種具材を順番に投入して調理を試みる。

作中のシステムには物理演算が用いられており、マウス操作で鍋を振ることで中の具材が躍動。時には鍋からこぼれてしまう事態も発生するが、なるべく鍋の中に具材を収めて調理を終えられると高い評価が得られるようだ。一部の具材には特別なルールも存在するという。さらに米には時間の経過とともに火が通る要素も設けられており、手際によっては真っ黒に焦げてしまう場合もあるとのこと。火加減を均一に調整したり、短い時間内に手早く仕上げたりする操作がプレイの鍵になるとストアページでは伝えられている。


またチャーハンを調理し終えて皿に盛ると、「お会計票」というかたちで各プレイの成績が表示される様子。お会計票には作ったチャーハンの品名や数量、金額が記されており、米・具・彩・迅・躍といった5つの指標に基づく評価も下されるのがうかがえる。チャーハン作りを極めるためには、これらの各項目を均一に高いレベルで満たす必要がありそうだ。


本作を手がけたハートリー氏は、昨年12月に洗牌・砌牌を実装したオンライン対戦麻雀ゲーム『手積み麻雀』をSteamでリリースしており、同作にも物理演算がシステムとして用いられている。『手積み麻雀』は本稿執筆時点でSteamユーザーレビュー54件中83%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得していることから、このたびの『炒飯マスター』にも期待ができそうだ。

『炒飯マスター』は、PC(Steam)向けに2024年8月のリリースを予定している。


本や映画や演劇と同じように、ゲームは世界と自分をつなぐもの。誰もが気楽に出入りできるゲームの浅瀬を広げていくことに、少しでも関われたらうれしいです。