一筆書きロジックパズルゲーム『Re:Connect』正式発表。コードをつなげて「オブジェクトにルールをプログラミング」し、電脳世界の“心のバグ”を修正

 

デベロッパーのCloverSeedStudioは5月25日、一筆書きロジックパズルゲーム『Re:Connect』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年内に配信予定。

本作は、“ルールをプログラミング”しながらゴールまでコードをつなげる、一筆書きのロジックパズルゲームだ。電子回路を組み立てるようなパズルが採用され、コンピュータの中に入り込んだような体験を楽しめるという。


『Re:Connect』にてプレイヤーは、電脳世界のバグ修理屋AIとなり、システムに発生した不具合を修正することを目指す。人間の生活を支えるAIたちに不具合が発生しており、思考回路に侵入して「心のバグ」を修正するのだ。

本作のステージでは、主人公のバグ修理屋キャラクターを操作してパズルをこなし、出口を目指す。その出口を起動し、またその場所までたどり着けるようにするためにパズルに挑戦することになるようだ。パズルの内容はというと、コードをつなげて電力を供給し、さらにルールと名前をつなげて、オブジェクトに「ルールをプログラミング」していくというもの。

たとえば公開されたトレイラーでは、出口がある部屋の扉を解錠するゲームプレイが紹介されている。このステージでは、扉として配置されたメールが錠になるように、あらかじめ電源からコードがつながれ定義付けされている。一方ステージ内には、鍵というルールとテキストファイルのオブジェクトが存在。電源からコードを引っ張ってきてそれらに接続することで、テキストファイルが鍵に変化するわけだ。

 


コードをつなげてプログラミングできるルールはほかにも、オブジェクトを削除するゴミ箱や、離れた場所に電力を届けられると思しきレーザー、磁力を発生させる磁石なども存在するようだ。また、指定したオブジェクトがプレイヤーの移動に連動して動くというものもある模様である。

本作では、『倉庫番』風のゲームプレイも取り入れられているとのこと。キャラクターを操作しオブジェクトを直接押してパズルを解くほか、上述したようなルールを駆使し、オブジェクトを動かさなければならない場面もあるのだろう。また、公開されたトレイラーの終盤では、それまでのステージとは異なるボスバトルらしきゲームプレイの様子も確認できる。


本作の開発元CloverSeedStudioは、個人ゲームクリエイターまーぴょん氏が中心となった国内インディーゲーム開発スタジオ。『Re:Connect』が同スタジオとしてのデビュー作にあたり、開発においては『Baba Is You』や『The Witness』『OneShot』といったパズルゲームから影響を受けたとのことだ。

『Re:Connect』は、PC(Steam)向けに2024年内に配信予定。また、体験版を今月中に配信すべく取り組んでいるとのことで、興味のある方はウィッシュリストに登録しておくと良いだろう。