英語練習&デッキ構築カードバトルゲーム『完全英語都市』発表。英文を作って強力なカードを入手し、ディベートバトルの生き残りを目指す

個人のゲーム開発スタジオSecond Motivationは5月24日、『完全英語都市』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/BOOTH)。本作は、デッキを構築して対戦するカードバトルに英語練習要素を加えたゲームである。

個人のゲーム開発スタジオSecond Motivationは5月24日、『完全英語都市』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/BOOTH)。2024年内の早期アクセス配信を予定している。本作は、デッキを構築して対戦するカードバトルに英語練習要素を加えたゲームである。

『完全英語都市』は、英語のアウトプットを通じてカードバトルが楽しめる英語練習ゲームだ。本作の舞台は、日本でありながら英語のみが話される街。プレイヤーは、その街で2か月の英語研修生活をおこなうことになる。そして、英語を練習して、敗北が許されないディベートバトルに挑んでいく。

本作は、主に英語をアウトプットする練習パートとデッキ構築型カードバトルパートで構成されている。5回の英語練習をおこなった後、カードバトル形式のディベートバトルが発生。そのサイクルを7回繰り返し、すべてのバトルに勝利することが本作の目的となるそうだ。

まず英語練習パートでは、英文を作成することが目的となる。覚えたい単語やフレーズを使用し自由な内容で英文を作成、あるいはお題に縛られずに英文を作成することで、後のディベートバトルで使用するカードを報酬として入手可能。作成した英文に応じて評価が変化し、カードのランクが強化されたり効果が付与されたりと、報酬が豪華になるそうだ。また、ChatGPTと連携することで作成した英文を添削することが可能。さらに、AIとの会話で練習する機能も搭載されているという。


なお、本作の英語練習パートにおいて作成する英文に関しては、正解を求められない。英文の正しさではなく、英語を作る行為そのものに報酬が与えられる。これは、遊びとして気軽に何度も英文を作ることで、能動的に使える英語表現を増やし、「知っているのにとっさに英語で話せない」という状態を解消することを目的としているためであるそうだ。

そして、報酬のカードや英語練習によって獲得した英語ポイントで購入したカードを組み合わせてデッキを構築していく。また、同じカード同士を合成してカードを強化することもできる。しかも、本作にはプレイヤーのアバターとなるプレイアブルキャラクターが複数おり、キャラクターごとに違ったバトル中に使用できるアクティブスキルとパッシブスキルを所持している。これらのスキルとデッキビルドの組み合わせを考えるのも面白そうだ。なお、ゲーム中では登場キャラクターとの好感度イベントも描かれるという。イベントを見ることで異なるバトルスキルを使用できる新たなアバターを解放できる。


その後、構築したデッキを用いてNPCとのディベートバトルに挑むことになる。10ターンのディベートバトル中にカードの効果で相手にダメージを与え、より多くのダメージを与えている側が勝者となる。ベースはシンプルなルールではあるものの、ディベートバトルには場の属性という要素も存在。場の属性に対して有利属性をもつカードを使用することで、クリティカルヒットを連続で繰り出せるという爽快感あるバトルが楽しめるという。さらに、前述したアクティブスキルの使用タイミングやパッシブスキルも考慮する必要がある。戦略性も高いバトルとなっているようだ。


ちなみに、本作はディベートバトルに敗北した時点でゲームオーバーとなり、最初からやり直しに。デッキもリセットされてしまうそうだ。これは本作の目的のひとつである英語練習を、プレイヤーに繰り返しおこなってもらえるようにするための作りなのだろう。

本作を開発するSecond Motivationのsho氏のコメントによると、同氏は英語をとっさに話せるようになるため、英語のアウトプット練習に取り組んだそうだ。しかし、つまらなさを我慢しながらの学習で苦痛が伴っていたという。そんな同じ悩みを抱える人を助けるため、そして英語を話せる日本人が増えることに貢献したいと考え、本作を開発したそうだ。

『完全英語都市』は、PC(Steam/BOOTH)向けに発売予定。Steamにて2024年に早期アクセス配信予定だ。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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