恐竜学習ゲーム『Dino Dino – Playful Paleontology』Steam向けに配信開始。恐竜パズルや恐竜ぬり絵を遊んで恐竜カードを集め、恐竜知識を楽しく深める

btf Gamesは5月16日、子ども向け恐竜学習ゲーム『Dino Dino – Playful Paleontology』のSteam版をリリースした。

ドイツ・ベルリンに拠点を置くbtf Gamesは5月16日、子ども向け恐竜学習ゲーム『Dino Dino – Playful Paleontology』のSteam版をリリースした。本作はiOS/Android向けのモバイルアプリとして配信されていたが、このたびSteamでの配信が開始されたかたちだ。Steam版では日本語を含む13言語によるUI表記およびボイス解説にも対応している。

『Dino Dino – Playful Paleontology』は、作中に用意されたさまざまなミニゲームを通じて、恐竜への知識を深められるカジュアル学習ゲームだ。古生物学についての啓発活動をおこなうドイツの非営利団体「Paläontologische Gesellschaft」との共同により、子どもたちの恐竜に対する興味や関心を喚起する目的で開発されたという。手描きのイラストや子どもの声によるボイス解説を交えたインタラクティブな学習体験によって、最新の研究に基づく恐竜の生態に関する理解を、ゲームを楽しみながら深められる仕組みとなっている。


本作では古代の地球を模したマップ、またはメニューバーから7種のミニゲームと4種の学習チャプターを選択し、任意の順番やタイミングで自由に切り替えて遊ぶことが可能。プレイヤーが選択しているゲームやチャプターについての詳細は、メニューバー上のナビゲーションボタンから確認でき、子どもたちにも親切な案内が施されている。またマップにおける特定の箇所をクリックすると地形にちょっとした変化が生じるなど、隠されたインタラクションを自ら発見する遊び心に富んだギミックも盛り込まれているのがうかがえた。


ミニゲームでは関連する2枚のカードを当てる恐竜神経衰弱、複数パターンから柄を選び身体の部位ごとに塗り分けていく恐竜ぬり絵、各個体の重量を現代の動物や車などと比較する恐竜天秤といったものが存在。このほか、2体の異なる個体にそれぞれが好む食事を与える恐竜エサやり、身体のパーツを適切な場所に当てはめていく恐竜パズル、ランダムに振り分けられた種からシルエットに適合する個体を探す恐竜マッチング、地層をドラッグやクリックで掘り進める恐竜化石発掘がある。


それぞれのミニゲームをクリアすると、報酬として恐竜や化石のガチャが引けるポイントを入手。ガチャでは卵を割ることで、年代や身体的な特徴が記されたイラスト付きのカードを獲得でき、コレクション要素として専用のチャプターから鑑賞することも可能だ。

また他の学習チャプターでは、恐竜の分類ツリーや恐竜の各部位の特徴をクローズアップして眺められるフォーカスモードに加え、古生物学や化石の発掘、恐竜の生態についての知識解説も設けられており、ひらがなを中心とした平易な言葉による説明で幅広い恐竜知識に触れられる。作中では複数のアカウントを作成し、異なる進捗データを保存することもできるので、家族やきょうだいでシェアして遊ぶのもよいだろう。


『Dino Dino – Playful Paleontology』は、PC(Steam)/iOS/Android向けに配信中だ。5月24日まではリリースを記念したセールがSteamではおこなわれており、販売価格470円のところを10%オフの423円で購入できる(いずれも税込)。

Yuta Tanaka
Yuta Tanaka

本や映画や演劇と同じように、ゲームは世界と自分をつなぐもの。誰もが気楽に出入りできるゲームの浅瀬を広げていくことに、少しでも関われたらうれしいです。

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