『Hades II』初のアプデで資源集めが楽になったり、移動アクションが高速化したり快適性アップ。ユーザーからの意見をもとにした改善・修正第1弾

 

デベロッパーのSupergiant Gamesは5月17日、ローグライクアクションゲーム『Hades II』向けの最初のアップデートを配信した。本作はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。

本作は、高い評価を獲得したローグライクアクションゲーム『Hades』の続編だ。主人公である冥界の王女メリノエは、本作から導入された魔術などを駆使し、時の巨神クロノスを打ち倒すべく冥界のその先を目指して戦う。


今回配信された『Hades II』のアップデート第1弾は、主にプレイヤーからのフィードバックに対応した内容とのこと。コンテンツの追加はなく、ゲームプレイの改善やバグ修正が中心となっている。まずゲームプレイの改善要素としては、疾走と振り向きの高速化、攻撃後アニメーション中のダッシュの確実性アップが実施された。

本作の特徴のひとつである資源収集について、収集ツールである魔道具周りのシステムが変更された。従来は装備した魔道具に対応する資源しか回収できなかったが、アンロックしさえすればどれでも回収できるようになった。また、拠点にて魔道具に優先順位をつけることができ、優先度の高い魔道具に対応する資源がより多く出現するように調整されている。


そして、メリノエにさまざまなバフ効果を付与できる魔札のひとつ「俊足の走者」について、ボタンを押すと即時にダッシュできる効果が追加された。本作のダッシュは、前作と比べてダッシュ開始までに少し時間差がある仕様となっているが、この魔札を装備すればクイックな立ち回りが可能。ただし、その分ダッシュ中の無敵時間はわずかに短くなる。また、「俊足の走者」の従来からの効果である疾走の速度アップは、先述した高速化調整を受けて+20%から+5%へと引き下げられている。

ステージデザインについて、オケアノスでは地形の途切れた部分がダッシュで越えやすいように調整。また、テッサリアの裂け目では、資源の流木がより頻繁に出現するようになっている。このほか、ショップであるカロンの泉にて所持金を確認できるように。さらにマウスでの選択操作の改善、コントローラー対応の改善、いくつかの言語のローカライズの改善などもおこなわれている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。今回のアップデートにより、ゲーム内からもパッチノートにアクセスできるようになっている。


本作の今後について開発元Supergiant Gamesは、前作の早期アクセス配信時と同じく、随時バランス調整をしていく方針であると説明。ただ、現時点では全世界のユーザーからのフィードバックとデータを集めている段階であるため、まだそう頻繁におこなうことはないとのこと。また、それほど時期を開けずに追加の改善・修正アップデートを配信する計画があり、その後最初の大型アップデートに向けた新規コンテンツ開発を本格化させていくそうだ。

『Hades II』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中だ。