廃遊園地サバイバルホラー『Crow Country』、初代PSホラーの不気味さバッチリ再現として“圧倒的に好評”スタート。不穏な噂が存在する廃墟テーマパーク探索
デベロッパーのSFB Gamesは5月10日、サバイバルホラーゲーム『Crow Country』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PS5/Xbox Series X|S。本作は、さっそく非常に高い評価を獲得している。
本作は、廃墟となったテーマパークを舞台にするサバイバルホラーゲームだ。『バイオハザード』や『ファイナルファンタジー7』といった初代PlayStation世代の作品から影響を受けて制作され、当時を彷彿とさせるビジュアルやシステムが特徴となっている。
『Crow Country』の舞台となるテーマパーク「クロウ・カントリー」は、オーナーであるエドワード・クロウによって突然閉鎖され、廃墟と化した。そして閉鎖から2年が経った1990年、マーラ・フォレストという名の若い女性が、謎の失踪を遂げたエドワードを探し閉園の真実を知るため、不気味な静けさに包まれたテーマパークに足を踏み入れる。
クロウ・カントリーには不穏な噂が存在するとされ、プレイヤーは正体の知れぬマーラとなり、廃墟の中心部へと向かう。そしてパズルや謎解きをこなしながら、新たなエリアをアンロックしたり、来た道を引き返したりしてテーマパークを探索。また、園内には謎のモンスターが徘徊しており、武器を手に立ち向かうことにもなる。なお、戦闘要素を排除した「探索モード」も用意されている。
本作は5月10日に配信開始。それから3日が経った本稿執筆時点で、Steamのユーザーレビューには約750件が投じられ、その内の実に98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを得ている。また、レビュー集積サイトMetacriticのメタスコアも85となっており、メディアからも高く評価されている状況だ。
レビューでは、特に『バイオハザード』のようなPS1世代の作品へのオマージュを取り入れつつ構築された雰囲気ある世界観や、巧みなパズル要素などが高く評価されている。ボリュームは少なめながら程よいバランスであるとする意見もあり、またPS1世代の作品の再現を試みながらも、現代的なシステムを導入したり、ちょっとした遊び要素を取り入れたりといった部分も好評の様子である。
『Crow Country』は、PC(Steam)向けに配信中だ。体験版も用意されており、こちらは国内PS5向けにも配信されている。