百合ダンジョンRPG『ウィッチ・アンド・リリィズ』5月24日Steam早期アクセス配信開始へ。「パーティーキャラ間の恋愛関係」が鍵を握る


ストロマトソフトは5月13日、『ウィッチ・アンド・リリィズ』をSteamにて5月24日より早期アクセス配信開始すると発表した。価格は3480円。早期アクセス期間はおよそ1年を予定しているという。

『ウィッチ・アンド・リリィズ』は、ダンジョンRPGだ。広大なダンジョンを探索しつつ、ターンベースでのバトルが展開される。プレイヤーはパーティーのリーダーとして、10種類のジョブから5人を選んでパーティーを構築。ジョブとしては、ウォリアーやナイト、ウィザードやスカウトなどが用意されている。キャラ育成はスキルツリーシステムを採用。スキルの選び方によって、ジョブひとつとっても多様に成長していくという。


これらを含め、基本的な要素は古き良きダンジョンRPGを踏襲。一方で、本作の特徴的な要素としては、「百合要素」があげられる。本作ではさまざまな美少女が存在し、そのキャラクター間で好感度と不満度が構築される。好感度が一定以上となりキャラクターたちはデートイベント、そして告白イベントなどを経て恋人関係へと至るという。

恋人同士になると、戦闘でお互いをかばったり、強力な合体攻撃を繰り出したりと、探索や戦闘で有利になるとのこと。しかし恋は一筋縄ではいかない。恋人同士になったのち破局してしまうケースも。また恋した相手をとられたことにより嫉妬をおぼえるといったこともあるという。プレイヤーの助言によってこういった関係性は変化することもあり、プレイヤーがどのキャラとどのキャラをカップリングさせるかを熟考することが重要になりそうである。


ストロマトソフトは、日本に拠点を置くゲーム会社だ。かつてバンダイナムコエンターテインメントやコロプラに在籍していた藤田峻輔氏が設立(LinkedIn)。一貫して百合をテーマとしたプロダクトを展開しており、お姉さま争奪百合競りカードゲーム「ヤバ百合会の妹たち」などを発売してきた。

デジタルゲームとなる『ウィッチ・アンド・リリィズ』については、なかなか豪華な座組みとなっており、シナリオはチームグリグリで『コープスパーティー』シリーズを手がけた祁答院慎氏が担当。企画協力とプロデュース協力としては、かつてスクウェアにてトライエース作品に携わっていた山岸功典氏が参加。企画製作としてはバンダイナムコミュージックライブが参加している。開発は主にタストαがおこなっているようだ。

同作においては、2022年にはクラウドファンディングも実施されており、2400人以上から2100万円を集めていた。一部界隈で熱く期待されていた同作が、ついにSteamで早期アクセス配信開始されるわけだ。


早期アクセス配信期間は、前述したように1年を予定。早期アクセス配信開始時点では、ゲームの基本部分とメインストーリーが楽しめるという。フィードバックを受けることで、ゲームバランスの調整や改善などをおこなっていきたいとのこと。今後値上がりの可能性もあるそうだ。

『ウィッチ・アンド・リリィズ』は、5月24日よりSteamにて早期アクセス配信開始予定だ。価格は3480円。