『Apex Legends』シーズン21新レジェンド「オルター」情報まとめ。壁や天井にポータル展開、帰還専用ワープのULTなど味方と移動できるアビリティいろいろ


Respawn Entertainmentは現地時間5月7日、『Apex Legends』にて第21シーズン「アップヒーバル」を開始する。通例通りなら日本時間8日未明となる見込み。今シーズンでは新レジェンドであるオルターの登場や、マップの変更、ソロモードの限定復活などが予定されている。

このたび弊紙はElectronic Artsから同シーズンのメディア向け発表会およびハンズオンイベントに招待いただいた。また弊誌は本作のゲームプレイプログラマーを務めるIan Holstead氏にインタビューを実施。それらの情報に基づき、本記事では新レジェンド、オルターについて紹介していく。ブロークンムーンの変更やソロモード、バナーの仕様変更などに関してはこちら


『Apex Legends』の26人目のレジェンドとなるオルターは、異次元からの来訪者だ。時空を渡る能力を有しているようだが、本人は多くを語ろうとはせず、謎の多い存在だ。同じく時空を渡ってきたホライゾンとは因縁がある様子。彼女らの物語は今後語られていくことだろう。ゲーム内でのオルターも、時空を操作してマップを駆け回る能力をもつスカーミッシャーとして実装される。

パッシブ「リフトの贈り物」は、75m以内のデスボックスからアイテムを奪うことができる。奪えるアイテムは1つまででシールドコアや味方のバナーを奪うのは不可能といった制限はあるものの、壁の向こうにあるデスボックスにも使用可能。戦闘中に不足した弾薬や回復アイテム、グレネードなどを安全に回収し、即座に使用できる点は便利だろう。

戦術スキル「ヴォイドパッセージ」は、尻尾のようなデバイスを用いて壁などに一時的なポータルを空けて向こう側に瞬間移動するスキルだ。室内からの脱出や、逆に室内への強襲に便利だろう。天井や床下にも使用できるので、建物での戦闘では特に高い機動力を発揮しそうだ。ただし、穴は敵も通れるので注意が必要。穴は20m程の長さまで生成できるので、一部の洞窟や山などの地形をすり抜けることもできそうだ。マップをスキル1つで大移動できる可能性もある。使い方の研究が進めば、部隊の位置取りを大きく変えるスキルにもなるかもしれない。

なおIan氏によると、たとえばブロークンムーンではザ・コア周辺の壁をすり抜けることが可能とのこと。またワールズエッジではラバサイフォン北部のトンネル部分をすり抜けてハーベスターに直接移動するといった使い方も可能だそうだ。このほかにもさまざまな場所で活用できるアビリティとなるだろう。


アルティメットは「ヴォイドネクサス 」。発動時に周辺にデバイスをセットし、デバイス設置後はいつでもポータルを開いて自分や味方がそれを通ってデバイスの設置地点に帰還することができる能力だ。ダウン中でも移動できるようで、戦闘前に設置してピンチになったら撤退、といった使い方が期待できる。リング端に設置してリング外で活動後に帰還、といった使い方も考えられるだろう。デバイスへ戻れる範囲は最大約200mまでとかなり広め。デバイスは設置してから2分で消滅するが、レジェンドの第2アップグレードで時間無制限にもできる。攻め込む際のリスクを大きく抑える能力となりそうだ。

なお先述のとおりヴォイドパッセージで作り出せる裂け目は敵にも利用されてしまうほか、ヴォイドネクサスでは帰還した方向がわかる痕跡も残る。またヴォイドネクサスでは装置を目立つ場所に置くと、別の部隊に待ち伏せされる点にも注意が必要だ。どちらのスキルも逃げ帰った場合には逆襲を受ける危険性もあるだろう。


そんなオルターと相性のいい既存レジェンドとしては、ブラッドハウンド、およびライフラインが挙げられている。ブラッドハウンドで壁の向こうをスキャンしてからヴォイドパッセージを用いるコンボや、ヴォイドネクサスで帰還したあとライフラインに蘇生を任せて部隊を立て直すといった戦法が可能とのことだ。

部隊を丸ごと移動できる便利な新アビリティを備えたオルター。弱点もあるものの、本作に新たな戦略性をもたらしてくれるだろう。先述のIan氏おすすめの使い方のほか、自分だけの秘密のルート開拓にチャレンジしてみるのも面白いかもしれない。

新レジェンドであるオルターが登場する『Apex Legends』第21シーズン「アップヒーバル」は日本時間5月8日開幕予定だ。