『Apex Legends』シーズン21発表会情報まとめ。ソロモードが期間限定で新生したりブロークンムーンが激変したり、ニューキャッスルULTがグレネード無効化など変更・調整いろいろ

Respawn Entertainmentは5月8日、『Apex Legends』にて第21シーズン「アップヒーバル」を開始する。ブロークンムーンが大幅な変化を見せるなど、さまざまな情報が明かされた。

Respawn Entertainmentは現地時間5月7日、『Apex Legends』にて第21シーズン「アップヒーバル」を開始する。通例通りなら日本時間では5月8日未明となる見込み。このたび弊紙はElectronic Artsから同シーズンのメディア向け発表会に招待いただいた。その情報に基づき、本記事ではマップの変更、ソロモードの限定復活、バナーの仕様変更について紹介していく。新レジェンド「オルター」に関してはこちら

シーズン21「アップヒーバル」では、ブロークンムーンが様変わりする。オリンパスの衝突事故の影響を受け、各地に甚大な被害が出たためだという。


もっとも大きな変更点はマップ中央部分だ。プロムナードが完全に崩壊し、新たに「検疫ゾーン」が建設された。大小さまざまな建造物から成り、屋内戦、屋外戦、屋上からの狙撃合戦など、いろいろな戦闘を楽しめる。開発チームは旧プロムナードに関して「恐ろしすぎた(too harrowing)」と表現しており、戦闘の激しさを抑える方向で調整している模様。旧プロムナードよりもエリアが広くなり、室内などの落ち着ける場所も増加しているようだ。

ほかにもマップ全体に改修が行われ、マップに表示されない小さなランドマークも複数設置された。植生や気候の変化もあり、全体的な雰囲気も様変わりしている。ジップレールの調整もあり、マップの導線が大きく変わることになりそうだ。


シーズン21では、期間限定でソロモードが復活する。基本的には通常のバトルロイヤルと同じルールだが、味方がいない点をカバーするようにいくつか調整が加わる。

まず新たなソロモードでは、撃破されても一度だけリスポーンが可能になっている。これにより、ダウンからの復帰やリスポーンビーコンの使用が不可能なソロでも、積極的な戦闘を行いやすくなるだろう。また、第4ラウンド終了時にリスポーンが不可能になる代わりに、リスポーン権を残したプレイヤーは進化ポイントを獲得できる。

さらに新ソロモードでは、50m以内に敵が近づいた際にHUD上の表示やサウンドで通知されるようになる。索敵用のレジェンドを採用しづらく、多方面の警戒も難しいソロモードならではの調整といえるだろう。

新ソロモードの最後の大きな特徴は、オートヒーリングだ。非戦闘時や敵撃破時に体力が自動回復していくという。味方がいないことによる戦闘後の立て直しが難しくなっていることの補填になるようだ。連戦への備えや、物資の節約に役立てたい。なお、回復アイテムは通常通り出現するので、より早く回復したいときはアイテムを使用することになるだろう。ほかにも新たなソロモードでは、参加人数が最大50人までとなるほか、リング範囲なども調整されているとのことだ。


そして今シーズンでもいくつかの仕様変更やバランス調整が予定されている。まず、味方のバナー回収の仕様が変更され、バナーを回収した際のアニメーションが撤廃されるという。味方のデスボックスから即座にバナーを回収したり、シールドコアを獲得できるようだ。

バランス調整も予定されている。武器の変更では、ウィングマンが通常武器に復帰する。腰打ち精度が低下し、アタッチメントがスコープとホップアップのみになる。従来と違って拡張マガジンを装着できず、装弾数は6発に固定となるそうだ。ホップアップはスカルピアサーがスポーンしない代わりに、ブーステッドローダーが復活。残弾数が減っているときにリロードをすると、通常時よりも素早く装填できるようになる。

ウィングマンの代わりに、ディボーションがケアパッケージ入り。ディボーションはターボチャージャーが標準装備の上、基本性能も強化されており非常に強力な武器に仕上がっている。

ほかにも、ロングボウに調整が行われる。全体的に取り回しが向上し、弾道も扱いやすいものになるという。またバレルの装着ができなくなり、紫バレル相当の基本性能となるそうだ。このほか新シーズンでは、1倍デジタルスレットの需要や効果がますます“ニッチ”になっていたとして削除される予定だ。


レジェンドの調整も予定されている。たとえばクリプトはレベル2の新たなアップグレードにて、ドローンの操作範囲を拡張するか、あるいは操作性を向上することが可能。レベル3ではリングのスキャン、あるいはドローンのリチャージ率が大幅に短縮するアップグレードが用意される。

ニューキャッスルはモバイルシールドの展開速度が向上するほか、キャッスルウォールがエネルギーを帯びている際にはグレネードなどの投てき物を防ぐようになるという。側面や上方の投てき物は防げないためワットソンのインターセプターパイロンほどではないものの強化を受けるようだ。

カタリストについてはシーズン20ではかなり苦戦を強いられていたといい、基本能力を底上げするような調整がおこなわれるとのこと。(アップグレードを選択することで)立てこもりに特化するか、開けたエリアで粘る能力を伸ばすかといった選択が可能なレジェンドになるそうだ。このほかブラッドハウンド、ヒューズ、オクタンの調整予定も示唆されており、詳細はパッチノートを待ちたい。

ブロークンムーンが再建され、ソロモードが復活する『Apex Legends』第21シーズン「アップヒーバル」は日本時間5月8日開幕予定だ。

Masayuki Kusano
Masayuki Kusano

ゲームの可能性を広げたい人。雑食ゲーマーで、特にカード/テーブルゲームとMoba、レトロゲームが好物。

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