『Bloodstained: Ritual of the Night』協力・対戦マルチプレイモードを今月導入へ。約5年にわたり続けられたコンテンツ追加アプデがついに完結

 

パブリッシャーの505 Gamesは5月3日、『Bloodstained: Ritual of the Night』の最終開発ロードマップを公開。「アップデート1.5」をPC/PS4/Xbox One版には5月10日に、Nintendo Switch版には5月17日に配信すると発表した。

本作は、『悪魔城ドラキュラ』シリーズのプロデューサーを務めた元コナミの五十嵐孝司氏が中心となって手がけたメトロイドヴァニア・アクションRPGだ。18世紀のイギリスを舞台に、錬金術師の呪いによって体がゆっくりと結晶化されていく主人公ミリアムが、悪魔の城を探索し戦いを繰り広げる。武器や設備、戦利品の収集・作成・アンロックを進めながら、待ち受ける悪魔のしもべやボスを倒していく。


『Bloodstained: Ritual of the Night』は、2015年に実施されたKickstarterキャンペーンでの成功を受けて開発され、2019年6月にリリース。その後も、同キャンペーンで達成したストレッチゴールの追加コンテンツ開発が続けられ、順次リリースされている。そしてこのたび、本作の最終開発ロードマップが公開。ストレッチゴールにて開発が約束されたコンテンツが、ついにすべて出揃うこととなる。

本作の最終アップデートとなる「アップデート1.5」では、2種類の新ゲームモードと、着せ替えパックが追加予定。追加ゲームモードのひとつは、ソロプレイもしくはローカル・オンライン協力プレイで楽しめる「カオスモード」だ。悪魔と戦いながらランダムに構成された部屋を進み、チャレンジをクリアして強力なアップグレード得ながら、ボスを目指すゲームプレイとなる。

*昨年9月に公開されたカオスモードとVSモードの開発者プレイ映像

もうひとつの追加ゲームモードは、PvPの「VSモード」だ。両プレイヤーが直接戦うのではなく、分割画面にて同モード専用の部屋にそれぞれ入り、次々に襲いくる悪魔と戦いながら、より長く生き残った方が勝利となる。悪魔を倒すとソウルを入手でき、部屋の中央にある像(ショップ)にて武器や防具、アイテムを購入可能。部屋に霧を充満させたり、操作感覚を反転させたりなど、対戦相手を不利にする攻撃を購入することもできるそうだ。なお、カオスモードとVSモードはクロスプレイには対応しない。

着せ替えパックには、主人公ミリアム用の特別な衣装とそれにあわせた武器が収録。それぞれアップグレードが可能だ。人気アクションゲーム『シャンティ』とのコラボ衣装になる模様である(以下画像参照)。また「アップデート1.5」の配信にあわせて、有料の「プレミアム着せ替えパック」も3種類配信開始される。


「アップデート1.5」の配信をもって、本作にコンテンツを追加する無料アップデートはついに終了。一方で、有料のDLC「クラシックモード2:ドミニクの呪い」が後日配信予定だそうだ。以前無料配信された「クラシックモード」では、『悪魔城ドラキュラ』風のシステムが採用されたレトロ横スクロールアクションを楽しめた。「クラシックモード2」でもレトロなゲームプレイを導入しつつ、より大きなマップと独自のストーリーが展開されるという。詳細はリリースが近づいたタイミングで発表される。

『Bloodstained: Ritual of the Night』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに発売中だ。