デベロッパーのAggro Crabは4月30日、ソウルライクアクションゲーム『Another Crab’s Treasure』の売り上げが10万本に達したと発表した。発売から4日足らずでの記録であり、同スタジオの作品として最速の売れ行きとのこと。
『Another Crab’s Treasure』は、ヤドカリのキャラクター・クリルを主人公とするソウルライクアクションゲームだ。クリルは、税金滞納により背負っている貝殻を奪われてしまい、大事な貝殻を取り戻すために海底世界へと向かう。さまざまなエリアで構成された海底世界には人間が捨てたゴミが散乱しており、クリルは道中で拾ったフォークをメイン武器とし、魚やカニなどの敵と戦う。
海底では空き缶などのゴミを発見でき、クリルはそれを背負って装備できることが特徴。防御力を高められるほか、ゴミの種類によって固有のスキルが備わっていることもある。本作では、歯ごたえあるバトルが展開される高難易度のゲームプレイとなっており、そうしたゴミを乗り換えたり、ボスを倒して新たな技を習得したり、あるいは資源を集めて各種ステータスを強化しながら冒険を進めていくことになる。
本作は、PC(Steam/Microsoft Store)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに4月26日に配信開始され、本稿執筆時点でSteamのユーザーレビューは約1500件のうち93%が好評とする「非常に好評」ステータスとなるなど、非常に高い評価を獲得。またSteam版の同時接続プレイヤー数は、これまでのピーク時には約4700人を記録(SteamDB)。ちょうど週末のタイミングでリリースされたこともあってか、好調であることがうかがえる。
今回の発表によると、本作は発売から4日足らずで10万本を売り上げたとのこと。上述した評価の高さやプレイヤーの賑わいにより、多くのプレイヤーを呼び込む結果となったのかもしれない。なお本作はXbox/PC Game Pass向けにも提供されているため、総プレイヤー数としては10万を大きく上回っていることだろう。
本作の今後については、開発元はバグ修正やパフォーマンスの改善に取り組むとのこと。優先事項のひとつとしては、ソフトロック状態になる問題の修正が挙げられている。また、Nintendo Switch版においてユーザーによってパフォーマンスに大きなばらつきがあるとし、PS5版においても、長時間プレイするとパフォーマンスが低下する場合があるという。これらの問題にも対応中であるが、当面はゲームを再起動させたり、Nintendo Switch版はドックに接続するTVモードでのプレイを試してみてほしいと呼びかけられている。
『Another Crab’s Treasure』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。Xbox Game Pass向けにも提供されている。