渋谷アクションRPG『レナティス』では「ストレス値」システムが存在。ブチギレ危険人物になったり、ネコちゃんに癒してもらったり


フリューは4月25日、アクションRPG『REYNATIS/レナティス』の新情報を発表した。本作には、「マリス値」と「ストレス値」なるシステムが搭載され、これらの数値によってゲーム中にさまざまな影響を及ぼすそうだ。さらに本日、本作のストーリーとキャラクター、バトルシーンの一端が垣間見える新トレイラーが公開されている。


『REYNATIS/レナティス』は、フリューより7月25日発売予定のアクションRPGだ。対応プラットフォームは、Nintendo Switch/PS4/PS5。本作では、野島一成氏がシナリオを、下村陽子氏がコンポーザーを務めている。

本作は、スクランブル交差点やセンター街、宮下公園、道玄坂など、数々のランドマークを再現した、リアルな渋谷が舞台となる。その一方で、「アナザー」と呼ばれる異界も物語の舞台のひとつだ。そんな世界で、自由を目指す魔法使いの霧積真凛と、秩序ある世界を目指す西島佐理、立場の違う2人の主人公が出会い、物語が動き出す。


このたび発表されたシステムのひとつ「マリス値」は、魔法使いに対する悪意が数値として可視化されたものだ。また、魔法使いに対する悪意(マリス)自体は、一般人の周囲にもやもやと浮かんだオーラのように可視化される。マリスが漂っている一般人は、魔法使いを敵視している、あるいは恐れている人間ということだろう。


マリスが充満しているエリアでは、プレイヤーの行動が制限されるようになっている。たとえば、本作の渋谷には、いたるところに新たなスキルやアビリティといった魔力を得ることができるウィザートという、グラフィティを模した魔法陣のようなものが存在する。しかし、マリス値が高いエリアではウィザートが獲得できないといった制限が課せられる。マリス値は、サブクエストの攻略などで魔法使いに対する悪意を解消することで下げることができるそうだ。


そして、新たに発表されたもうひとつのシステム「ストレス値」は、プレイヤーキャラにストレスが溜まるシステムだ。ストレス値は、人々との会話などの内容によって、徐々に上がっていくとのこと。ストレス値が高ければ高いほど、バトル時の攻撃力が高くなる。一方で、ストレス値が100%を超えてしまうと精神状態が不安定になってしまうという。精神状態が不安定になったキャラクターは、強制的に解放状態へ。解放状態になると、魔力を使った探索や素早い移動が可能になるメリットがあるものの、市民から通報されて手強い取締官が出現するというデメリットがある。攻撃力が上がるが、その分手強い敵に遭遇しやすくなるという、諸刃の剣のようなシステムである。

ストレス値は、ゲーム内で休息をとることで下げることが可能だ。渋谷の街角にある自動販売機でドリンクを購入して一息つくのが手っ取り早いストレス値を下げる方法になるようだ。ちなみに、自動販売機のラインナップはサントリーの製品が並ぶそうだ。公式サイトのシステム紹介では、伊右衛門やボス、C.C.レモンなど、お馴染みのサントリー製品が確認できる。


さらに、ストレス値を下げる方法として、ネコを愛でるという方法も存在。本作の渋谷の街中には野良ネコが生息しているようで、ネコに話しかけると50%あったストレス値が一気に0になる様子が、同様にシステム紹介から確認できる。ちなみに、ドリンクを飲むことで下がるストレス値は10%の模様だ。ネコの愛らしさは、ゲーム内においても何ものにも代えがたい癒しとなるのかもしれない。


REYNATIS/レナティス』は、Nintendo Switch/PS4/PS5向けに7月25日発売予定。5月9日には、新たなトレイラーが公開予定だ。