過酷世界街づくりゲーム『SYNERGY』5月22日早期アクセス配信開始へ。動植物や土地をひたすら分析、知識を蓄え目指すは「住民の幸福」

Goblinz Publishingは4月23日、『SYNERGY』の早期アクセス配信を、5月21日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)で、日本語表示に対応予定。

パブリッシャーのGoblinz Publishingは4月23日、Leikir Studioが手がける街づくりシミュレーションゲーム『SYNERGY』の早期アクセス配信を、5月21日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。Steamストアページによると、日本では時差の関係で5月22日配信となるようだ。また、ゲーム内は日本語表示にも対応予定とのこと。


『SYNERGY』は、奇妙で過酷な世界を舞台に街づくりをおこなうシミュレーションゲームだ。本作では「住民の幸福」がもっとも重要な要素になり、プレイヤーはこの世界の環境を深く理解し、彼らを適応させながら繁栄に導くことになるという。

世界の環境を理解するにあたっては、住民を派遣して地域の植物などの自然を分析し、ナレッジブックを埋めていく。ナレッジブックには植物や動物、テクノロジーなどの項目があり、たとえば特定の植物を分析すると、その生育に必要な温度や湿度、資源、また周囲の環境や動物に与える影響などの情報を得られる。そうした知識を、資源の調達や住民の安全確保、街の最適化に活かし、周辺の自然環境と調和した持続可能な社会を作ることに繋げるのだ。


街ではさまざまな建物を建てることができ、特定の建物の組み合わせによって地区が出来上がる。自然地区や農業地区などあわせて9つの地区が存在し、各地区内では固有のボーナスが発生する仕組みである。建設できる建物には、たとえば作物を収穫する農夫小屋や、住民の治療施設、資源をもとに料理を提供するキッチン、あるいは採掘施設や住民の交流の場などがあり、住民のニーズに応えるかたちで建設していくことになる。

また、研究センターや知識の館を建設し住民を割り当てると、技術や文化の研究プロジェクトを発足可能。技術研究はより高度な技術の発見に、文化研究は物事の過程や土木構造物の革新に繋がるという。研究プロジェクトは技術ツリー形式となっており、建設できる新たな建物などがアンロックされていく。


本作ではこのほか、ワールドマップから周囲の領域を調査する要素も用意される。辺境の地を調査して新たな目的地を開拓したり、生存者を見つけて街に勧誘したり、貴重な知識が刻まれた石板を発見したり、あるいは新種の植物を持ち帰って街の環境に導入したり。調査をおこなう際には、何人の住民を派遣するのかや、食料や水をどれだけ持たせるのかなどを設定できるようだ。また、遠征中にはさまざまなイベントが発生し、どのように対応するのかプレイヤーの選択が求められる。

『SYNERGY』は、PC(Steam/GOG.com)向けに5月22日に早期アクセス配信予定だ。Steamでは体験版も配信されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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