弾丸テレポートパズルゲーム『Entrenched』無料公開。壁に反射しまくる銃弾を放ち、“自滅”しないよう入れ替わりゴールを目指す

Veronika Skotting氏は4月21日、『Entrenched』をPC(itch.io)向けに無料公開した。放った弾丸にテレポートしながらゴールを目指す、パズルゲームだ。

skottingことVeronika Skotting氏は4月21日、弾丸テレポートパズルゲーム『Entrenched』をPC(itch.io)向けに無料公開した。


『Entrenched』は、放った弾丸の位置にキャラクターをテレポートさせて進む見下ろし視点の2Dパズルゲームだ。本作では自らの身体で移動ができないカウボーイを、位置の“入れ替わり”が可能な魔法の弾丸を使い、ゴールとなる馬の元へ送り届けることが目標となる。開発途中のプロトタイプ版として公開されたが、本稿執筆時点では全13のステージが用意されている。

発射できる弾数に特に制限はなく、一度撃った弾丸はステージの壁の外に出ていかない限り残り続ける。また弾丸は壁に反射をして動き回るため、自身に当たらないよう注意して避ける必要がある。弾丸にぶつかってしまうとステージの最初から再びやり直さなければならない。位置交換が可能な弾丸は最後に発射したもののみが対象となり、各弾につきテレポートは一回しか発動できない仕組みだ。これらの条件を踏まえながら弾の軌道や進むタイミングを計算し、弾の軌道を示すガイドの方向を参考にクリアを目指そう。

 


さらに、ステージの進行にともない各マップの規模もしだいに大きくなっていく。弾の動きにあわせて視野の広がりが変化する様や、精緻なピクセルアートでグラフィックが表現されている点も本作の特徴。テレポートを上手く使えば緊急時の危機を脱することができる部分も、独自のゲームプレイを生み出している。

なお『Entrenched』はデンマークのコペンハーゲンで開催された、48時間以内にゲーム制作をおこなうイベント「Nordic Game Jam 2024」の参加作品であり、Veronika Skotting氏を含む5人の合作として開発されたという。ストアページ内のコメントによると、今後さらなるアップデートに取り組みたいとの意向が伝えられており、改善のためのフィードバックも受けつけているとのこと。

『Entrenched』は、PC(itch.io)向けに無料公開中だ。

Yuta Tanaka
Yuta Tanaka

本や映画や演劇と同じように、ゲームは世界と自分をつなぐもの。誰もが気楽に出入りできるゲームの浅瀬を広げていくことに、少しでも関われたらうれしいです。

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