『テトリス』&『マインスイーパー』なパズルゲーム『Tetrisweeper』Steam版発表。ブロックを落としながら地雷探しも同時にこなす

 

インディー開発者のKertis Jones氏は4月17日、パズルゲーム『Tetrisweeper』のPC(Steam)版を発表した。配信時期は未定。


『Tetrisweeper』は、定番パズルゲームである『テトリス』と『マインスイーパー』を組み合わせたような作品だ。プレイヤーは、4つのタイルで構成されたテトロミノを縦長のフィールドに落としていく。テトロミノの種類やホールド機能の存在などを含め、この部分のプレイ感覚は『テトリス』そのものといえる。ただし、横の列を埋めただけではテトロミノは消えず、ここから『マインスイーパー』風のパズルをこなさなければならない。

本作では、積んだテトロミノのタイルが『マインスイーパー』のフィールドと化す仕組み。最初にフィールドの底にテトロミノを落とすとタイル上に数字が出現し、プレイヤーは表示された数字をヒントに、地雷が存在すると思われるタイルに旗を立て、地雷がないタイルを開く。そうして横一列のタイルすべてを正しく判別してはじめてタイルが消えるのだ。


なお、『マインスイーパー』のパズルを解いている間もテトロミノは降ってくる。すなわち、スコアを稼ぎレベルが上がるにつれテトロミノの落下速度が上がっていくなか、プレイヤーは両方のパズルをリアルタイムで同時にこなすことになる。ちなみに、本作はローカル2人協力プレイにも対応する。もしテトロミノがフィールドの上まで積み上がったり、地雷のタイルを開いて爆発させてしまったりしたらゲームオーバーだ。

ゲームモードは、基本となるFlashのほか、計40列を消す速さを競う40-Line Sprint、3分間でのハイスコアを目指すTime Trial、数字が色のドットに置き換わるObscuredなどが収録。1列消せばクリアとなるが、スコアの獲得に工夫が求められる1-Line Impasseや、プレイするたびにルールが変わるChaosといったモードも用意されるとのこと。


本作は、PC(itch.io)向けに最初のバージョンが2020年12月にリリースされ、そこからさらに開発が進められてきた。そしてこのたびSteamにてストアページが公開。おそらく本作の完成を待ってから、Steamでも配信開始されるのだろう。ちなみに本作のキーアートによると、ゲームタイトルは「Tetri-sweeper」といったかたちに区切る建前らしいが、『テトリス』の権利元が商標面で問題なしと判断しているのかどうかは不明。過去には、『Setris』が商標権侵害であると指摘され、『Sandtrix』へと改名した例がある(関連記事)。

『Tetrisweeper』は、PC(Steam/itch.io)向けに開発中。Steamでの配信時期は未定だ。itch.ioにおいては、現在開発途中のバージョンを任意の価格(無料でも可)にて購入しプレイできるほか、Webブラウザ上でもプレイ可能となっている。