ローグライト・シューティングアクション『PROJECT TACHYON』正式発表。AIの反乱を防ぐため時間を飛び越え戦う、『アリアクロニクル』開発元新作
デベロッパーのSTUDIO N9は4月16日、ローグライト・シューティングアクションゲーム『PROJECT TACHYON』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第4四半期に配信予定。ストアページによると、ゲーム内は日本語音声・字幕に対応予定のようだ。
『PROJECT TACHYON』は、ローグライト要素のあるラン&ガンスタイルのシューティングアクションゲームだ。舞台となるタマゲリア共和国は、A.I.メインフレーム・オメガの反乱をきっかけとした核危機に陥っており、最悪の事態を防ぐための極秘作戦が実行。主人公であるエージェントのシグマが、現代と未来を行き来しながら問題解決にあたる。
本作では、プレイするたびに構成の変わるマップにてルートを選択し、各ステージの攻略に挑む。マップには通常バトルステージのほか、ショップやイベントなどのステージも存在し、そしてルートの最後でボスが待ち受ける。ルート選択によっては、体力を温存しながらボス戦に臨むことも可能だが、リスクを取れば大きなメリットを得られるという。
バトルステージは横スクロールで進行し、道中では多数の敵が襲ってくる。主人公には、さまざまなスタイルの銃および近接武器が用意され、特定のステージにて新たな武器をランダムで入手可能。2種類まで同時に装備して使い分けることができる。敵は弾幕を放ってくるものもおり、近接武器では敵弾を防ぐことができるという。ほかにも、敵の防御力を下げる酸性噴霧器など、特殊な効果をもつ武器も存在するようだ。
ステージクリア時には、強化遺伝子による主人公シグマのアップグレードが可能。強化遺伝子は9種のカテゴリーに130種以上存在し、入手した組み合わせによってはシナジー効果が発動するとのこと。一方で、強化遺伝子を獲得していくなかでは悪性遺伝子が発現。特定の条件を達成するまで、ペナルティが課された状態になるシステムである。
本作には、クエスト達成による武器のアンロックおよびアップグレード要素も存在。武器をアンロックすると、ステージ開始時に出現する武器の種類が増え、アップグレードすると戦闘に役立つ特性を追加できる。おそらく、これらは本作における恒久的なアップグレード要素にあたるようだ。
このほか、プレイヤーは未来を観測して手がかりを集め、現代での作戦遂行に役立てることになる。そのなかでは、うっかり見逃した要素が、バタフライ効果のように未来で大きな波紋を呼ぶこともあるとのこと。
本作の開発元STUDIO N9は、ダンジョン探索型RPG『ARIA CHRONICLE – アリアクロニクル -』を手がけたことで知られる韓国のインディースタジオ。本作『PROJECT TACHYON』は、2022年8月に開発中であることが公表され、東京ゲームショウ2022ではCRESTブースにて映像出展されていた。なお、その後CRESTはキュービストおよびSANETTY Produceと合併し、新会社HIKEを設立。本作は、HIKEから販売される模様である。
『PROJECT TACHYON』は、PC(Steam)向けに2024年第4四半期に配信予定だ。