パブリッシャーのThose Awesome Guysは4月10日、Panik Arcadeが手がけたタクシーアクションゲーム『Yellow Taxi Goes Vroom』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作は、さっそく高い評価を獲得している。
『Yellow Taxi Goes Vroom』は、かわいくデフォルメされたタクシーを主人公とする3Dアクションゲームだ。本作の世界では、トスラと呼ばれるオイル会社が謎の歯車のエネルギーを使ってオイルを汚染させており、ゼンマイ式で駆動し汚染の影響を受けない主人公が、トスラの暴走を止めるべくその本社を目指して冒険する。
本作は、箱庭ステージ内を駆け回ってのアイテム収集がメインのゲームプレイとなる。海に浮かぶ島々や市街地など多数のステージが用意され、コインをはじめとした多数のアイテムがあちこちに配置。ただ走るだけでは到達できない場所や、見つけにくい場所に存在することも多く、プレイヤーはタクシーのアクションを駆使して獲得を目指す。タクシーは自らジャンプすることはできないが、ダッシュなどのスキルやステージのギミックを上手く組み合わせることで、あらゆる場所に到達可能だ。ちなみに公式説明では、地上よりも空中にいる時間の方が長いともアピールされている。
収集すべき重要なアイテムとしては緑色の歯車があり、それを集めることでさらなるステージがアンロックされていく仕組み。またステージによっては、『クレイジータクシー』風のルールでお客を運ぶミッションが用意されていることも。ほかにも、奇妙な人々と出会ったり、集めたコインでタクシーのカスタマイズアイテムを購入したりといった要素も存在する。
本作は、Steamにて4月10日に配信開始され、それから2日ほど経った本稿執筆時点で、ユーザーレビューには100件超が投稿。まだそれほどレビュー数は多くないものの、実に100%の好評率を得て「非常に好評」ステータスとなっている。レビューでは、挑戦しがいのあるアクション要素およびステージデザイン、ユーモア溢れる楽しい世界観などが評価されており、また開発元もアピールしているNINTENDO64時代を彷彿とさせるビジュアルと、そうしたゲーム性との相性の良さに言及するものもある。
『Yellow Taxi Goes Vroom』は、PC(Steam)向けに配信中。4月24日までは10%オフの1710円で購入可能だ。また、体験版も配信されている。