工場自動化・冒険サンドボックス『AutoForge』好評スタート。荒廃世界を探険しつつ、天高く地中深く広がる大工場を築く


Siege Gamesは3月28日、『AutoForge』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はリリース後にさっそくSteamユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得するなど、好評なスタートを見せているようだ。



『AutoForge』はサンドボックス・クラフトゲームだ。本作の主人公となるのは、魔法のゴーレムであるOtto。Ottoはずっと前に魔法使いに捨てられていたようで、目を覚ますと世界が荒廃していることに気が付く。プレイヤーはOttoとなって広大な世界を探険し、世界に何が起きたかを調べていくことになる。

本作のゲームプレイでは、探索しながら資源を収集し、巨大な自動工場を建設することを目指していく。本作にはモンスターなどの脅威が存在し、謎のドローンが工場に襲撃をしてくることもある。プレイヤーは主人公の近・遠距離攻撃を駆使して、脅威的な存在に立ち向かう必要もあるだろう。

また建設では関連設備を隣接して置くことで、自動化させることが可能。たとえば採掘ドリルの横に製鉄設備を配置すれば、自動的に採掘物を製錬してくれるというわけだ。プレイヤーは効率的な生産ラインを考えながら、工場を組み立てていくことが求められるだろう。また技術ツリーを進めていくと新たな素材を扱うことなども可能となる。そして技術を発展させていくことで主人公をアップグレードし、より探検を優位に進めていくのだ。


またゲーム内にはさまざまな地域が用意され、NPCたちも存在している。ワールドマップはグリッド状で表現されており、プレイヤーは特定の素材を消費することでマップをアンロックして、新たな地域の探検へと進んでいくことになる。

本作は3月28日にSteamで早期アクセス配信を開始。リリース直後となる本稿執筆時点では、Steamユーザーレビューで約80件中95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。まだレビュー数は少ないながらも、着実に好評を集めているかたちだ。ユーザーレビューでは操作の最適化不足などが課題点として挙げられている一方、広大なサンドボックス世界の探検や工場建設などの持ち味が好評を受けている。既存の人気作になぞらえて、『テラリア』や『Factorio』を掛け合わせた作品とする意見も見られる。また特に、工場の自動化を図るために複雑な設備の配置が求められる点が魅力として評価を得ているようだ。


本作を手がけるのは、アメリカに拠点を置くSiege Gamesだ。2016年にはサンドボックスARPG『Crea』をリリースしている。そして本作は2019年初頭ごろから開発がおこなわれており、同スタジオにとって2作目の開発作品となるかたちだ。開発元によると、本作は現段階で数十時間程度のゲームプレイを楽しめるボリュームが想定されているそうだ。また、早期アクセス期間は1年から2年を予定しているとのこと。今後はゲーム内のあらゆる要素の拡張を目指しており、新たな技術や工場機械、バイオームやモンスターなどの追加を予定しているという。ユーザーからのフィードバックも重視する方針が掲げられており、指摘されている課題点についても今後調整されていくかもしれない。

『AutoForge』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。なお4月4日午前5時までリリース記念セールを開催中であり、10%オフの2070円で購入可能だ。