パブリッシャーのBD Gamesは3月25日、Lynkpin Gameが手がけたローグライクアクションゲーム『アーティファクトシーカー(Artifact Seeker)』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく多くのプレイヤーを集めて好評を得ている。
『アーティファクトシーカー』は、ローグライク要素のある、いわゆるサバイバー系アクションゲームだ。舞台となるオロリオン大陸をチェス盤のように見立て、神々が人間を駒にゲームをおこなっているという世界観となっている。プレイヤーは大陸のマップにてルートを選択し、バトルなどをこなしながら、最後に待ち受けるボスを目指す。
プレイヤーキャラクターには、悪魔ハンターや魔法使い、修道女など5つのクラスから選択でき、それぞれ固有の技や特性をもつ。バトルステージでは、モンスターの大群が四方八方から迫ってくるなか、規定時間を生き延びることが目標。敵を倒すと経験値とお金をドロップし、経験値ゲージが満タンになると、新たな武器やアップグレードをランダムに3つ提示された中から獲得できる。またステージクリア時には、さまざまなバフ効果を得られるアーティファクトを購入可能だ。
マップにはバトルステージ以外に、アーティファクトの入手や売買、体力回復などをおこなえるマスや、プレイヤーの選択が求められるイベントステージも存在する。また戦いを終えて帰還した拠点では、鍛冶屋や教会などで恒久的な強化が可能。そうした施設は、多数用意されたチャレンジをゲームプレイ中に達成することで得られる資源にてアンロック・アップグレードできる。
本作は、今年1月に体験版にあたるプロローグ版がリリースされたのち、3月25日に製品版が発売。本稿執筆時点で、ユーザーレビューには約500件が投じられ、その内の81%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。また同時接続プレイヤー数は、これまでのピーク時には約2600人を記録(SteamDB)。すでに好評だったプロローグ版から移行したユーザーも多いのか、なかなかの賑わいをみせている。
レビューでは、『Vampire Survivors』の流れを汲むバトルのゲームプレイや、スキルなどにおけるシナジー要素の奥深さ、拠点のアップグレード要素などが好評。一方で、同ジャンルの人気作品と比較して物足りないという意見や、雑然としたビジュアルなどにより不評も投じられている。また、本作は多言語対応しているが、日本語を含めローカライズの品質への苦言も少なくない。なお、開発元は発売後にアップデートを重ねており、バランス調整や最適化などを実施。今後は、新たなキャラクターやゲームモードなどコンテンツの追加もおこなっていくとのことである。
『アーティファクトシーカー(Artifact Seeker)』は、PC(Steam)向けに配信中だ。興味のある方は、まずは無料でプレイ可能なプロローグ版を試してみると良いだろう。