対戦格闘ゲーム『スカルガールズ 2ndアンコール』新DLCで追加キャラ「マリー」登場。“掃除機”を駆使して大暴れ、無料アプデにあわせて参戦
デベロッパーのHidden Variable Studiosは3月27日、対戦格闘ゲーム『スカルガールズ 2ndアンコール』向けの新規キャラクター「マリー」を、有料DLCとして配信開始した。価格はPC(Steam)版が1200円、PS4版が1100円、Xbox One版が1150円(いずれも税込)。また、シーズン1パスを通じても入手できる。
『スカルガールズ 2ndアンコール』は、カートゥーン調のビジュアルが特徴の2D対戦格闘ゲームだ。『ヴァンパイア』シリーズなど日本の格闘ゲームから影響を受けるシステムが採用され、ユニークなキャラクターが多数登場。また、世界を破滅に導く存在スカルガールを生み出す、スカルハートと呼ばれるアーティファクトをめぐる物語が展開される。もともと『スカルガールズ(Skullgirls)』として2012年にリリースされ、その後現在のタイトルへと更新されてからもアップデートが続けられている。
今回配信された新規キャラクター「マリー」は、アンデッドの群れと掃除機を手に戦うメイドだ。ストーリー上ではピーコックなどと深いかかわりがあり、またマリーは強力なスカルガールとして君臨した過去をもつ。日本語ボイスは声優の東山奈央さんが担当している。
DLCには、マリーのストーリーや、カラーパレット29種、チュートリアルも収録され、さらに彼女の固有ステージとして、廃墟と化したヒルガード城が専用BGMと共に追加。ステージは通常バージョンと、亡霊が彷徨うバージョンの2種類が存在する。このほか、マリーの追加ボイスパックや追加カラーパレットが、シーズン1パス所有者向けの独占コンテンツとして提供されている。
マリーのDLC配信にあわせて、本作では無料アップデートも実施。モバイル向けの『Skullgirls: 対戦型RPG』から逆輸入された既存キャラクターのカラーパレットの追加や、ステージ選択画面の刷新、バトル中の一部アクションへのエフェクトの追加・調整などがおこなわれている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。ちなみに『Skullgirls: 対戦型RPG』向けにもアップデートが配信され、マリーが追加されている。
なお同アップデートでは、昨年に削除されていた「ソ連人アナウンサーボイス」の再実装もおこなわれている。もともとは、かつて本作の開発を率いたMike Zaimont氏がボイスを担当していたが、同氏によるハラスメント行為が告発され問題視されていた(関連記事)。今回新たなボイスに差し替えられ、『Team Fortress 2』のヘビー役で知られるGary Schwartz氏が担当しているとのこと。
今回のマリーの配信によって、本作のシーズン1パス向けに予定されていた計4体の追加キャラクターが、すべて出揃ったかたちとなる。開発元は本作の今後について、シーズン1パス向けにまだ提供されていない追加ボイスパックの配信や、『Skullgirls: 対戦型RPG』からのさらなるカラーパレットの追加、バランス調整などをおこなうとした。また追加機能などの開発も進めるそうで、ロードマップでは支援キャラクターの導入や、リプレイ機能の追加、メインメニューの刷新などが挙げられている。詳細は追って発表するとのことである。
『スカルガールズ 2ndアンコール』は、PC(Steam)/PS4/Xbox Oneおよび海外Nintendo Switch向けに配信中だ。