ロボット蟻コロニー自動化シム『Microtopia』発表、いきなり無料デモ版配信中。女王アリのためにアリを働かせる、工場自動化シム風アリ繁殖ゲーム


パブリッシャーのGoblinz Publishingは3月21日、Cordyceps Collectiveが手がけるロボットアリ・コロニー構築シミュレーションゲーム『Microtopia』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年内に配信予定。


『Microtopia』は、ロボットのアリ(蟻)のコロニーを構築・管理するシミュレーションゲームだ。働きアリに指示を出し、女王アリを中心としたコロニーを作ってアリを繁殖させ、コロニーを拡大させていく。このなかでは、工場自動化シミュレーションゲームのように、さまざまな作業を自動化・最適化させることも求められるという。

コロニー構築の舞台となる島に、ロボットの女王アリを配置する場所を決定すると、大きな女王アリが数匹の働きアリを伴ってやってくる。ここからゲームスタートだ。島には電子ゴミと呼ばれる資源が存在するため、フェロモンでルートを作って働きアリたちを巡回させ、資源を回収させる。そして倉庫を作って資源を貯蔵したり、資源を加工するなどの新たな施設を建設したりするのだ。

基本的な施設のひとつには、女王アリが産む幼虫を孵化させるものがあり、幼虫を孵化器に運ぶのも働きアリの仕事である。また、女王アリは餌を必要とし、島に生えている花から得られる資源を与える。その回収ルートの構築も欠かせない。女王アリが餌を一定量摂取するごとに島がレベルアップし、繁殖させられるアリの数の上限が決まる仕組みとなっている。

 


本作では、技術ツリーを通じて新たな機能などをアンロックしていくことが可能。センサーやロジックゲートを使って、働きアリの行動を管理することもできるようになる。また働きアリは、飛行アリや掘削アリ、発明アリなどに進化させられるという。資源の種類に応じたルートを構築して、そうしたアリを働かせる模様。発明アリは、技術ツリーを開放するための資源を生み出せるようだ。

そうしてアリを繁殖させてコロニーを発展させ、一定の段階になると新たな島にも進出。島によって有する資源や環境が異なり、また環境汚染が存在することも。与えられた環境や残された資源をどのように活かしてコロニーを作っていくかは、プレイヤー次第とのこと。


『Microtopia』は、PC(Steam)向けに2024年内に配信予定だ。なお現在体験版が配信されており、そちらは日本語表示に対応している。ただストアページには日本語対応の記載がないため、製品版でも日本語がサポートされるかどうかは現時点で不明である。