株式会社ハピネットは3月14日、『ウォーグルーヴ1+2』のNintendo Switch向けパッケージ版を5月30日に発売することを発表した。価格は税込4400円。本作はハピネットが面白いインディーゲームを世界中からセレクトして発売する「Happinet Indie Collection」レーベルの第9弾タイトルである。
『ウォーグルーヴ1+2』は、ファンタジーテイストのターン制戦術シミュレーションゲームだ。プレイヤーは司令官や剣士、魔術師といったユニットを指揮し、マップの攻略を目指す。『ウォーグルーヴ』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに2019年にダウンロード版が配信開始。『ウォーグルーヴ2』はPC(Steam)向けに2023年10月に、国内Nintendo Switch向けには本日3月14日配信開始された。『ウォーグルーヴ1+2』は両作品をまとめたパッケージ版となる。『ウォーグルーヴ』の無料追加コンテンツである「ウォーグルーヴ:ダブル トラブル』も収録される。
本作の舞台は、さまざまな種族が共存するオーラニア大陸。『ウォーグルーヴ』では、母国チェリーストーン王国を救うために立ち上がる若き女王マーシアの戦いが描かれる。そして、『ウォーグルーヴ2』は前作の3年後、新たなキャラクターの登場によって再び巻き起こる争いが、3つの物語で展開されていく。
『ウォーグルーヴ』には、全21種の指揮できるユニットが登場。そして、『ウォーグルーヴ2』には新たに5種類のユニットが追加され、全26種のユニットが登場する。たとえば、ユニットを輸送できる馬車や敵を引き寄せる能力をもつカエルなど、個性的なユニットを指揮することができる。
さらに、総勢20名以上の司令官ユニットがもつスキル「グルーヴ」は、強力な攻撃や味方の回復、特殊な移動といった、強力な効果をもっている。使い方次第で戦局を大きく変えるグルーヴを上手に使うことが、勝利への近道になるだろう。
プレイヤーの戦いの舞台となるマップも、草原をはじめ、木々が並ぶ森や建物の中など、さまざまな地形が用意されている。地形によっては防御力に影響を及ぼす。また、戦いの中で村を占拠して収入を得たり、兵舎でユニットを雇用したりすることもできる。どういったルートを進行し、戦力を増強するのかについて戦略を立てることも重要そうだ。
本作は、ユニットのレベルアップや装備変更による強化といった要素がなく、ユニットに移動や攻撃などの指示を与えて敵を倒していく、オーソドックスなターン制シミュレーションゲームである。ちなみに、『ファミコンウォーズ』や『ファイアーエムブレム』『タクティクスオウガ』『XCOM』などから影響を受けて開発されたことで知られている。
本作では、上述したとおり多くのユニットにそれぞれの役割が与えられていたり、ユニットや敵との相性、マップの天候、地形などが戦いに影響を与えたりするため、さまざまな戦術を組むことが可能だ。どんなユニットを雇用するかといったところから、頭を悩ませることになることだろう。ちなみに、本作は4段階の難易度のほか、自分好みに難易度を設定できるシステムがある。攻略に行き詰まったり、歯応えを求めたりした際には、自由に調整可能だ。
『ウォーグルーヴ1+2』は、ストーリーモードのほかにも、多彩なモードが用意されている。『ウォーグルーヴ』では、敵との5連戦に挑むアーケードモードと、1ターンですべてが決まる、敵との知力勝負であるパズルモードを収録。一方、『ウォーグルーヴ2』では、進行ルートを選んで有限の戦力とゴールドで戦い抜く、ローグライクテイストのコンクエストモードに挑戦できる。さらに、最大4人で対戦や協力プレイをするマルチプレイや、オリジナルのマップやストーリーを作成してオンラインで共有するカスタムモードも存在。プレイヤー同士でも楽しめる作品となっている。
『ウォーグルーヴ1+2』Nintendo Switch向けパッケージ版は5月30日に発売予定。初回購入特典として、『ウォーグルーヴ2』のオリジナルサウンドトラックから人気楽曲をセレクトしたCDが付属する。