リラックス家づくりゲーム『SUMMERHOUSE』Steamにて好評スタート。自由にパーツを配置して、家のある夏の風景を作る

Friedemann Allmenröder氏は3月9日、家づくりゲーム『SUMMERHOUSE』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作はさっそく高い評価を得ている。

インディー開発者のFriedemann Allmenröder氏は3月9日、家づくりゲーム『SUMMERHOUSE』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応。本作はさっそく高い評価を得ている。

『SUMMERHOUSE』は、夏の風景の中で家づくりを楽しめる作品だ。海に浮かぶ島や街の一角、あるいは山に囲まれた高原や岩山の広がる渓谷といったロケーションが用意され、それぞれプレイ中には晴天・雨天・夜間に切り替え可能。プレイヤーはこれらのロケーションから選択し、さまざま用意された建築用パーツを使って自由な家づくりをおこなう。

本作は本格的な建築シミュレーションゲームというわけではなく、構造的な正しさやコストなど難しいことを考える必要はない。パーツは好きな場所に好きなだけ配置でき、サイドビュー画面にて家っぽくなるように、見た目で判断してパーツを置いていくだけである。

パーツの種類としては、壁・屋根・ドア・窓・デコレーション・自然といったカテゴリがあり、それぞれに多彩なパーツが用意。デコレーションには、看板や街灯、電柱、エアコンの室外機、洗濯物、公衆電話、自動販売機などがある。自然は、樹木や岩、草、プランターなどの自然物のこと。家づくりを進めるなかで新たなパーツがアンロックされ、人物が配置されたパーツも現れる。


機能面では、パーツの配置を取り消したりやり直したりできるUndo・Redoや、配置済みパーツの削除およびコピー、パーツの左右の反転などが用意。なおデコレーションパーツでは、家の左右の側面にあわせて自動的に反転してくれるものがある。このほか、ランダムにパーツを取り出すツールも存在。またパーツを配置する際には、前後を数段階調節できる。たとえば、樹木を家の手前か背景どちらに配置するのかといった際に使う機能だ。

マップは左右にある程度の広さがあり、スクロールしていくことが可能。ひとつの場面に集中して作るもよし、家を何軒も建ててちょっとした街並みを作るもよしである。自然物のパーツを使えば、家の周囲の景観を変化させることもできる。ちなみに、HキーにてUIを非表示にでき、またパーツを配置した順にアニメーション表示させる機能も用意されている。完成した風景をSNSに共有する際などに役立つだろう。


本作は、PC(Steam)向けに3月9日に配信開始。本稿執筆時点でユーザーレビューには約300件が投じられ、その内の95%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。リラックスした雰囲気のなか、ゆるく家づくりを楽しめることや、ある程度のセンスは必要となるものの、趣のある風景を手軽に作れることなどが好評。ちなみに、本作はドット絵風のビジュアルが特徴的だが、オプションにてそのフィルターをオフにすることも可能である。

本作を手がけたFriedemann Allmenröder氏は、『ISLANDERS』や『Superflight』といった人気作の開発元GrizzlyGamesの共同設立者として知られる人物。本作『SUMMERHOUSE』については個人で制作したそうだ。同氏によると、本作は発売から24時間で1万本以上を売り上げているとのこと。こうした小規模作品としては、好調な売れ行きといえそうだ。

『SUMMERHOUSE』は、PC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、3月23日までは20%オフの464円にて購入可能となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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