デベロッパーのMaarti Gamesは3月9日、カモメアドベンチャーゲーム『Goeland』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
『Goeland』は、鳥のカモメとしてプレイするアドベンチャーゲームだ。舞台となる島には、美しいビーチや遊歩道が整備された森、あるいは市街地などが存在し、多くの人々が平和に暮らしている。プレイヤーはカモメとして、そうしたエリアを自由に飛び回り、住民たちとさまざまなかたちで“交流”しながら、パズルを解いたり謎を解き明かしたりすることになるという。
カモメはアイテムをくわえて運ぶことができ、このアクションを使ってさまざまなクエストに挑戦することが、本作のゲームプレイの中心となる模様である。ゲームプレイ映像では、たとえば小さな丸太を運び、ビーチに配置された箱に投入。指定数の丸太を集めることができれば、このビーチに波止場が建設されるようだ。また同じくビーチにて、捨てられたペットボトルを別の箱に集めてリサイクルする様子もみられる。
また、島の住民が特定のアイテムを求めていることもあり、プレイヤーはそのアイテムを島のどこかで見つけて、届けてあげることができる。たとえば、木こりの住民のために斧を探してきたり、桟橋で釣りをしたい住民に釣竿を届けたり。ただ本作では、お届けモノをすればそこで終わりというではないようだ。
上述の例であれば、木こりは木を切り倒して丸太にし、釣り人は魚を釣り上げる。このように新たなアイテムが生み出され、丸太を先述したビーチの箱に運んだり、レストランのシェフに食材として魚を届けたりできるようになるのだ。最終的に必要なアイテムを入手するために、どういった順番で誰に何を届ければ良いのかといったあたりが、本作のパズル要素にあたるのだろう。
一方で、住民はカモメに気前よくアイテムを渡してくれるわけではない様子。そのため、プレイヤーは住民からアイテムを奪う格好となり、奪われた住民は怒って追いかけてくる。なかにはカモメの姿を見ただけで、アイテムを奪われまいと逃げ出す住民もいるようだ。
特に必要なアイテムでなくとも住民から強奪することができ、住民の反応を楽しんだり、奪ったアイテムをどこかに隠したりなどのイタズラも、本作の楽しみ方のひとつとなる。また、たとえばバナナの皮をむいて、住民が歩いてくる場所に置いておくといったような、アイテムを駆使したイタズラを仕掛けることもできる模様である。
『Goeland』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。