ウソつき見破りローグライク『ミミックロジック』Steamにて好評スタート。宝箱の声を聴き、矛盾からウソつきミミックを探す論理パズル

インディー開発者にほへ氏は2月23日、論理パズルローグライクゲーム『Mimic Logic(ミミックロジック)』を配信した。本作はさっそく高評価を獲得している。

インディー開発者にほへ氏は2月23日、論理パズルローグライクゲーム『Mimic Logic(ミミックロジック)』を配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、さっそく高い評価を獲得している。


『Mimic Logic(ミミックロジック)』は、宝箱に化けたミミックを見破る論理パズルローグライクゲームだ。主人公の冒険者ナイロは、仲間のネーサと共にダンジョン攻略を目指す。道中には宝箱が存在し、そこから入手できる装備やアイテムでナイロのステータスを強化し、現れる敵を倒していくのだ。ただし、複数ある宝箱のなかにはミミックが混じっており、誤ってミミックを開けてしまうとゲームオーバー。また新たな構成のダンジョンにて、最初からやり直しとなる。

宝箱のあるダンジョンの部屋には、4つかそれ以上の数の宝箱が並べられている。この中には必ずミミックが混じっているが、見た目では判別不能。そこでネーサの“宝箱の声を聴く”能力を駆使する。たとえば、ある宝箱が「右の箱はミミックだ」と述べたり、別の宝箱は「下の箱はミミックじゃない」と言ったり、あるいは「赤い箱のなかにミミックがいる」や「一番上の列にミミックはいない」などの声を聞くことができる。

 


ただしミミックは嘘をつくため、いずれかの宝箱同士の声で矛盾が生じるはず。そこで、ほかの宝箱の声も勘案しながらどの宝箱がミミックなのかを論理的に導き出し、本当の宝箱だけを開けてアイテムを入手して、次の階層へと進むのだ。時にはミミックをはっきり特定できないこともあり、確信をもてない宝箱は開けるのを諦めるのが得策だろう。もっとも、ナイロを強化しないとバトルで勝つことが難しくなるため、一か八かの賭けに出ることもひとつの選択肢だ。

ダンジョンにはこうした宝箱やバトル以外に、ショップなどが存在する階層もある。ショップではアイテムの売買が可能で、お金は宝箱からも入手可能。アイテムには、ナイロの攻撃力や防御力などのステータスをアップさせたり、体力を回復させたり、あるいはミミックではない宝箱を見破れるものなどがある。また、本作には空腹度の要素があり、時間経過によりゼロになるとゲームオーバーとなるため、腹を満たすアイテムも重要だ。


本作は、もともとニコニコの自作ゲーム投稿コミュニティサービス「ゲームアツマール」にて公開され人気を得ていた作品で、2023年6月に同サービスが終了したことをきっかけに、Steam向けに移植されることになった。Steam版では、新しいダンジョンやアイテムが追加され、また遊びやすさを向上させるなどパワーアップされている。

そうしてSteam版は先日2月23日に配信開始。本稿執筆時点で、ユーザーレビュー数は約50件とまだ少ないものの、好評率は実に100%となっている。ゲームアツマール版からのファンも少なくないようであるが、海外ユーザーも多い様子。ついつい「もう1回」と何度もプレイしたくなる、ルールはシンプルながら奥深さのある論理パズル要素などが好評となっている。

『Mimic Logic(ミミックロジック)』は、PC(Steam)向けに配信中だ。チュートリアルステージをプレイできる体験版も配信されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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