デベロッパーのBinary Haze Interactiveは2月27日、探索型アクションRPG『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』の早期アクセス配信を3月26日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』は、滅びゆく終末世界を舞台にした探索型アクションRPGだ。開発元Binary Haze Interactiveが手がけ高い評価を得た『ENDER LILIES』の数十年後の、魔法大国・煙の国が描かれる。煙の国は地下に眠る膨大な魔力資源によって栄え、労働力と軍事力として人工生命ホムンクルスが生み出された。しかし地下から吹き上がる穢れた煙がホムンクルスを狂わせ、暴走する怪物へと変貌してしまう。
本作の主人公ライラックは、ホムンクルスを救済する力をもつ調律師。下層深くの地下の実験場で目覚めたライラックは、戦闘用ホムンクルスのノラとの出会をきっかけに、失われた記憶と大切な仲間の行方を探して、魔法と機械文明が発展して積み上がり階層化した、煙の国の上層を目指すことになる。
煙の国には、捨てられた旧市街や、血塗られた研究所、荘厳な魔術学院、巨大工場などのエリアが存在し、自由に探索可能。そして道中では、もともとは人を助けるはずの存在だったホムンクルスたちが襲いかかってくる。ライラックは戦う術をもたないため、契りを結んだホムンクルスによってバトルを繰り広げるのだ。ホムンクルスには30種類のスキルが存在し、好みのバトルスタイルを表現可能。またホムンクルスはバトルだけでなく、地面を破壊して道を作ってくれたり、またがって移動できたりなど、探索においても助けになってくれるそうだ。
戦闘後には一部のホムンクルスは、ライラックが調律を施すことで意識を取り戻し、共に行動する仲間になる。また、冒険の先々ではさまざまな人と出会うことになり、時に助けたり助けられたりし、そのなかで本作の物語の真相に迫っていくことになるという。このほか、装備やレリック、アイテムなどの収集・成長要素も用意され、前作『ENDER LILIES』の倍以上のボリュームになるとのこと。
早期アクセス配信開始時点では、1つの街と序盤の4つのエリアが探索可能となり、エリアごとに個性的な敵とボスが存在。また、仲間になるキャラクターや、アクション・スキルの入手、スキルの強化、クラフトショップといった要素も用意される。正式リリースまでは半年から1年後が想定されており、その間にさらなるキャラクターやステージ、敵などを追加し、ゲーム全体を充実させていく計画だそうだ。
『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト』は、PC(Steam)向けに3月26日に早期アクセス配信予定。なお、本作はNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One版の発売も予定されている。おそらく、PC版の正式リリースにあわせての発売となるのだろう。