ゲームスタジオのNomad Gamesは2月20日、『Board Game Cafe』を発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）。早期アクセスでリリースされる予定だ。
『Board Game Cafe』は経営シミュレーションゲームだ。本作でプレイヤーはボードゲームカフェを運営することになる。ボードゲームを選定し、セッティングしてあげることでお客さんに満足してもらおう。また内装のデザインや、軽食の提供などカフェ経営要素にも気を配りながら、自分だけのボドゲカフェを運営していくのだ。
本作では、公式に認可された、実在のボードゲームが登場する。『カスカディア』や『タイニータウン』など古典から最新の人気作品まで用意されており、コレクション要素も備わっているようだ。またボードゲームの作りは忠実に再現されているようで、トレイラーではルールブックや付属の部品まで細かく作られている様子が見られる。プレイヤーは新たなボードゲームを仕入れた際、ゲーム内で実際に箱を開けて各部品を検品・整理する必要もあるようだ。
本作では、カフェの内装を一からデザインすることが可能だ。様々なテーマ、家具、装飾から選んで理想のカフェを作ろう。また店舗運営のために、プレイヤーはスタッフを雇うことができる。バリスタやゲームに詳しい人物を採用して、客にサービスを提供していくのだ。なおリピーターを増やすには、客のドリンクの空き具合や、遊んでいるゲームの駒の整理などが必要となるという。プレイヤーは店内の状況に気を配り続けることが求められそうだ。
本作を手がけるのは、イギリスに拠点を置くNomad Gamesだ。過去にはボードゲームのデジタル化を多く手がけており、『ラブレター』や『タリスマン』などのデジタル版を開発している。このノウハウを活かして本作の開発がおこなわれたかたちだろう。現段階では、中核となるゲームプレイが完成している状態にあるようだ。今後は更なるボードゲームやゲームモードの追加、客との会話やストーリーの実装などに向けて開発が進められていくようだ。
なお現在、開発元は本作に追加すべきボードゲームの案を募集中。すでに追加予定のボードゲームリストは用意しているものの、世の中には素晴らしいゲームがたくさんあるためすべてを把握することはできず、協力してほしいとのことだ。開発元が用意したグーグルフォームより作品名を記入することで、ボードゲームの案を提出することが可能だ。
『Board Game Cafe』は、PC（Steam）向けに早期アクセス配信予定だ。
