麻雀落ち物パズル『ドロップ麻雀牌』Steamにてお披露目。麻雀牌を落としくっつけて役を作る、『スイカゲーム』から影響受ける麻雀パズル

 

インディー開発者のタムタム氏は2月16日、麻雀パズルゲーム『ドロップ麻雀牌』のストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、3月29日配信予定。


『ドロップ麻雀牌』は、落ち物パズルと麻雀を組み合わせた作品だ。画面中央のフィールドに上から麻雀牌を落とし、くっつけて役を作り、その役の点数がそのまま獲得スコアになる。落とす麻雀牌は、実際の麻雀と同じ計136枚からランダムに供給され、次に来る1枚はあらかじめ提示される。麻雀牌の挙動には物理演算が導入されている模様。そして、積み上がった麻雀牌がフィールドから溢れてしまうとゲームオーバーだ。

具体的なゲームの流れとしては、まずは面子を4つ作り、最後に雀頭を作って和了(あが)る。面子とは、たとえば同じ種類の牌で1・2・3と順に数字が並ぶ順子や、5・5・5あるいは中・中・中といった同じ牌を3つ集めた刻子のこと。また、刻子が完成した後にさらに同じ牌を引いた場合には、槓(カン)をして同じ数字4つの槓子にすることも可能だ。そして雀頭は、同じ牌2枚の組み合わせのことである。

フィールドに麻雀牌を落とすなかで、こうした面子や雀頭になる牌同士が接触するとくっつき、面子や雀頭が完成するとフィールドから消えて手牌に収められる。なお順子に関して、たとえば4・6とくっつけて5を待つようなかたちにはできず、数字順にしかくっつかない。また、一度くっつくと離れることはない仕様となっている。


ゲームを進めるなかでは、画面右にあるエリアに麻雀牌が徐々に並べられていき、落とす牌と自由に入れ替えることができる。これは捨て牌から鳴く要素をイメージしたものだそうだ。そして、捨て牌を使って雀頭を作り役ができた場合はロン、ランダムに供給された牌のまま雀頭を作ればツモとして和了るかたちとなる。そして作った役の点数が計上されたのち、フィールドに残った麻雀牌が一部消されて、次の局へと進む。

画面左には女の子のキャラクターがおり、プレイ状況に応じて狙えそうな役を教えてくれる。その役の詳しい説明を表示させることも可能。現時点では分かりやすい役にのみ対応しており、ユーザーからの需要があればアップデートで拡充させていきたいとのこと。なお、役になっていないかたちで和了ることもでき、その場合は錯和(チョンボ)としてスコアがマイナスされる。この辺りもパズルとして頭をひねる要素となりそうだ。


本作は、開発者のタムタム氏として最初のゲーム作品となる模様。今年2月7日にYouTubeにて制作背景やゲーム内容などを説明する動画が公開され、このたびSteamストアページが公開された。まずはリリースを経験したいとし、短期間で制作できるゲームとして、落ち物パズルと麻雀を組み合わせた作品に決めたという。『スイカゲーム』から影響を受けていることも語られている。

『ドロップ麻雀牌』は、PC(Steam)にて3月29日配信予定。好評であれば、ゲームを進めやすくするためのアイテムを追加し、随時アンロックされるようなシステムを導入することも検討しているそうだ。