ブリッシャーのGhost Ship Publishingは2月13日、Guidelight Gamesが手がけるデッキ構築型ローグライクゲーム『SpellRogue』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はさっそく高評価を得て、好調な滑り出しとなっている。
『SpellRogue』は、デッキ構築した魔法カードと、マナダイスと呼ばれるサイコロを使って戦うローグライクゲームだ。本作の世界はかつては平和だったものの、Voidwalkersなる脅威が現れたことで状況は一変。そこでSpellRogueと呼ばれる魔法使いたちが、Voidwalkersの根源を突き止め世界を浄化すべく戦う。
プレイヤーキャラクターとなるSpellRogueは、現時点で3種類の魔法使いが収録。それぞれ異なる属性と特性をもち、たとえば火炎属性のAzarは、マナダイスを少ない出目の複数のダイスに分解できる。大地属性のHazelは、逆に複数のマナダイスを組み合わせて出目を大きくすることが可能だ。プレイヤーはこれらのSpellRogueから選択し、マップを進みながら敵とのバトルに挑む。
バトルはターン制で進行し、デッキの魔法カードにマナダイスを組み合わせて戦う。魔法カードには、攻撃やアーマーの追加、状態異常の付与などの種類がある。発動させるにはマナダイスの特定の出目や組み合わせが求められるため、振ったマナダイスを戦略的に駆使するのだ。魔法カードには、マナダイスの出目に特定の効果をもたらすものも存在するため、上手く活用することで戦況を有利に運ぶことができるだろう。
本作は、Steamにて2月13日に早期アクセス配信が開始。本稿執筆時点でユーザーレビューには約100件が投稿され、その内の91%が好評とする「非常に好評」ステータスとなっている。マナダイスの存在により多様な戦略が可能となっている点などが好評で、同ジャンルの名作である『Slay the Spire』や、同じく高い評価を得ている『Dicey Dungeons』などと比較する意見もみられる。また、同時接続プレイヤー数を見てみると、これまでのピーク時には1000人を突破(SteamDB)。本作の作品規模からすると、まずまず好調だといえそうだ。
本作の今後については、正式リリースまで少なくとも6か月間はかかる見込みとされており、その間に新たな種類のSpellRogueやボス、エリートモンスター、魔法カードなどのコンテンツが追加予定。コンテンツのバリエーションを増やし、リプレイ制をさらに高めていくとのことである。
『SpellRogue』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。