PS5/PCマルチ対応・銀河大戦TPS『HELLDIVERS 2』絶好調スタート。マッチングなどに課題抱えるも、開発元が対応を続ける
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2月8日、Arrowhead Game Studiosが手がけた協力型TPS『HELLDIVERS 2』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5。本作は、さっそく多くのプレイヤーで賑わっているようだ。
『HELLDIVERS 2』は、2015年に発売された『HELLDIVERS』の続編だ。前作は見下ろし型のシューティングゲームだったが、最大4人協力プレイ要素などを引き継ぎつつ、TPSへと変更。プレイヤーはエリート兵士ヘルダイバーとなり、危険溢れる銀河を舞台に自由のために戦う。なお本作は、PC版とPS5版でのクロスプレイに対応している。
本作にてプレイヤーは、ソロあるいは最大4人チームを組んで各ミッションに挑む。戦地では、宇宙生物のムシや、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットが大群で襲い来る。プレイヤーには数多くの武器が用意され、ロードアウトをカスタマイズ可能。また軌道上の軍艦から、支援攻撃や補給物資の要請や防御壁の展開などの戦略支援を受けることもできる。
ミッション終了後には、戦略支援や武器のアンロックやアップグレードが可能。戦果に応じておこなえるそうした強化は、本作におけるやり込み要素となっている。そして装備を整えてキャラクターをカスタマイズし、次なるミッションに向けて惑星へとふたたび降下するのだ。
本作はPC(Steam)/PS5向けに2月8日に発売され、さっそく多数のプレイヤーに遊ばれている様子。Steam版の同時接続プレイヤー数を見てみると、配信開始直後に一気に4万人を超え、これまでのピーク時には約8万2000人にまで達した(SteamDB)。これはSteam全体で、同日における12位前後に入るトップクラスの数字。また本稿執筆時点で、本作はSteam上で全世界売り上げ1位となっており、4位にもDLC同梱の「スーパー市民エディション」がランクインしている。PS5版については具体的な数字は分からないものの、同様に賑わっているものと推察される。
一方で、Steamユーザーレビューにおける本作の評価は、本稿執筆時点で約8700件のうち65%が好評とする「賛否両論」ステータス。ゲームプレイ自体については概ね好評であるものの、マッチング機能の不具合によりオンライン協力プレイができない、そもそも起動すらできないといった不評レビューが多く投じられている。またSNS上では、PS5版においてもマッチングが機能していないという報告が上がっている。
こうしたユーザーからの報告を受けて開発元は、マッチング機能やクラッシュの問題の改善に取り組んでいると表明。そして本日2月9日に、Steam版向けに最初のパッチが配信された。PS5版も追って対処するとのことだ。また、今後もバグ修正などを続けていくとしている。