「8番ライク」地下街ホラーゲーム『B1』発表。『エスカレーター』開発者が前作での経験を踏まえ手がける

インディー開発者のトウヤスキー氏は2月8日、『B1』を発表した。『8番出口』から影響を受けるホラーウォーキングシュミレーターだ。

国内インディー開発者のトウヤスキー氏は2月8日、ホラーゲーム『B1』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。価格は450円を予定しているとのこと。


『B1』は、『8番出口』から影響を受けるホラーウォーキングシュミレーターだ。舞台となるのは、とあるビルの地下街。プレイヤーは、昼食を食べようとその地下街を訪れるが、不思議な空間に迷い込んでしまう。そして、何者かが提示する間違い探しゲームをクリアし、不気味な地下街から脱出することを目指す。

地下街は、ラーメン屋やピザ屋、ダイニングバーなどが入居するレストラン街で、ぐるっと周回できるレイアウトのフロアとなっている。そしてプレイヤーはこの地下街を歩き、異変を感じたら引き返してエレベーターのボタンを押す。逆に何もおかしなところはないと感じたら、そのまま通路を一周してやはりエレベーターのボタンを押す。

 


異変の有無についてプレイヤーの判断が正しければ、エレベーターが1階分降りてくる。そしてまた地下街を歩き、エレベーターのボタンを押すことを繰り返して、プレイヤーのいる地下1階(B1)までエレベーターを呼び寄せることができればクリアだ。エレベーターは、初期状態では7階にいる模様。おそらく、異変を見逃したり、何も起こっていないのに引き返してボタンを押したりすると、エレベーターはまた7階に戻ってしまうのだろう。

地下街にはさまざまな店が並び、また壁にはいくつかのポスターが掲示され、待合エリアのような一角も存在。本作には多種多様な異変が潜んでおり、ホラー要素の強い異変から有名ゲームや漫画のパロディ要素を含んだ異変まで、幅広い仕掛けが用意されているという。

また発生する異変のなかには、アイテムとして収集できるものも存在。アイテムを収集すると、ゲーム内のキャラクターの行動に影響が及ぶそうだ。エレベーター前のエリアには、白い布を被った奇妙な人物が立っており、その様子に変化が現れるものと想像される。


本作を手がけるトウヤスキー氏は、同じく『8番出口』から影響を受けて制作し、今年1月にリリースされた『エスカレーター| Escalator』の開発者だ。同作は、地下通路に存在するエスカレーターに乗っている際に発生する異変を見つけるという内容。先述した白い布を被ったキャラクターも登場している。本作『B1』においては、『エスカレーター| Escalator』にてユーザーからの指摘が多かったテンポや設定を改善し、よりシンプルな「8番ライク」作品として開発しているとのことである。

『B1』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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