PS5『Stellar Blade(ステラーブレイド)』の主人公は、“セクシー系インフルエンサー”がボディモデルを務める。キム・ヒョンテ氏デザインらしい体型を3Dに

『Stellar Blade(ステラーブレイド)』開発元Shift Upでディレクターを務めるキム・ヒョンテ氏によると、本作の主人公である女性キャラクターには、モデルとなった実在の人物が存在するという。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントからPS5向けに4月26日に発売予定のアクション・アドベンチャーゲーム『Stellar Blade(ステラーブレイド)』。開発元Shift Upでディレクターを務めるキム・ヒョンテ氏によると、本作の主人公である女性キャラクターには、モデルとなった実在の人物が存在するという。海外メディアPush Squareが2月5日に報じている。

『Stellar Blade』は、侵略者から地球を取り戻すために戦うアクション・アドベンチャーゲームだ。地球では、ネイティブと呼ばれる敵が突如出現し、人類を襲っている。そしてコロニーから降り立った兵士イヴは、地球に取り残された生存者アダムや、かつて地球に派遣された空挺部隊の隊員であるリリーと協力し、ネイティブに立ち向かうこととなる。

本作にてプレイヤーは、人類最後の都市ザイオンから荒野や大砂漠といったセミオープンワールドのエリアへと向かい冒険。装備を入手したり、スキルをアンロックしたりしながらネイティブと戦い、ザイオンを支えるエネルギー源ハイパーセルを各地から集めることを目指す。バトルにおいては、スピード感ある派手なコンボアクションが特徴。またギミックとして、ジャストパリィやジャスト回避を駆使する場面も用意されるという。


本作のディレクターを務めるキム・ヒョンテ氏は、『マグナカルタ』や『DESTINY CHILD』のキャラクターデザインなどを担当し、また最近では『勝利の女神:NIKKE』を手がけていることで知られるクリエイターだ。本作『Stellar Blade』の主人公イヴについて同氏は、いままでに築き上げてきた自身のデザインスタイルを反映しつつも、本作の世界観から逸脱しすぎないものに進化させることを目指したと述べる。また、ポストアポカリプスの世界にやってきたイヴという存在が、若干浮いていることによって生じる違和感、というものも意図的に出すよう狙っているとのこと(ファミ通)。

そのイヴのキャラクターデザインというと、端正な顔立ちに、スレンダーながらメリハリのあるプロポーション。荒廃したポストアポカリプス世界の中においては、確かに浮いて見えるセクシーなスタイルであるが、キム・ヒョンテ氏らしいデザインであるともいえる。

ただ、イヴのボディラインについては、実在の韓国人であるシン・ジェウン(Shin Jae-eun)氏をモデルにして制作したという。以前から噂になっており、海外メディアPush Squareがキム・ヒョンテ氏に確認したところ、事実であると認めた。美しく感じる体型は人それぞれであるが、彼女の体型がユーザーにとってもっとも魅力的であろうと判断し、イヴをデザインするにあたって協力を依頼したとのこと。なお、イヴの顔については独自のデザインで、ボディモデルとして彼女をスキャンしたそうだ。

https://twitter.com/zennyrt/status/1692506546717225389


シン・ジェウン氏は、1991年生まれの韓国出身モデル。現時点でInstagromでは約59万人、X(旧Twitter)では約18万人、YouTubeでは約14万人のフォロワーをもち、SNSでは水着姿などの写真・動画を数多く投稿している。また、韓国国内でゲームの広告やミュージックビデオなどに出演し、セクシーなプロポーションのインフルエンサーとして有名な人物のようだ。

同氏は2020年5月、自身の全身を3Dスキャンする様子の動画(上に掲載)をYouTubeに投稿している。詳細は明らかにされていないが、もしかしたらこれが本作『Stellar Blade』のイヴ制作のための収録だったのかもしれない。

ちなみに、ゲームキャラクターの制作において実在の人物がモデルを務めた一例としては、最近では『バイオハザード RE:4』のアシュリーが挙げられる。同作の発売当時、コスプレイヤー/モデルのSophie S氏が、アシュリーのボディモデルを担当したと報告している(関連記事)。キャラ造形が重要な作品では、ボディモデルも著名人に依頼されることが主流になっているのかもしれない。

『Stellar Blade(ステラーブレイド)』は、PS5向けに4月26日発売予定だ。2月7日より予約受付が開始される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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