ゲーム業界特化の仕事探し・スカウトサイト「ニダンジャンプ」公開。スキルがあれば誰でも登録可能、設立者は「Don’t be Evil!に徹します」とアピール

ニダンジャンプは2月1日、ゲーム業界に特化した仕事探し・スカウトサイト「ニダンジャンプ」を公開した。まずはベータ版として提供され、会員登録および採用企業からの問い合わせ・登録募集が開始されている。

株式会社ニダンジャンプは2月1日、ゲーム業界に特化した仕事探し・スカウトサイト「ニダンジャンプ」を公開した。まずはベータ版として提供され、会員登録および採用企業からの問い合わせ・登録募集が開始されている。会員登録は無料。


ニダンジャンプは、ゲーム開発者のための転職・仕事探しサイト。ゲーム開発の経験やスキルがあれば、学生からベテラン開発者まで、また現在他業種で働いている人を含め誰でも会員登録でき、ゲーム業界の採用企業からのスカウトを受けることができる。サービス利用料金は、採用企業側が負担するかたちとなっており、会員に対して料金が発生することはない。

転職・求人サイトはほかにも存在するが、ニダンジャンプはゲーム開発者のスカウトに特化していることが特徴だという。会員登録時には、ゲームエンジンや言語、DCCツールなどにおけるスキルや、個人活動・開発実績などゲーム業界特有の項目を埋めて、自身の強みを採用企業にアピールすることが可能。ゲーム業界向けにカスタマイズされた職務経歴書や、ポートフォリオのテンプレートなど、実用的な資料も用意される。

会員登録をしておくと、採用企業が職種やスキル、経歴で条件付けして登録会員を検索し、採用やプロジェクト業務を依頼したいとなれば、直接スカウトメールが届く仕組み。そして面談・選考を経て、採用へと繋がっていく。


ニダンジャンプは、元ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの伊藤周氏、金田一確氏、染谷翔氏によって設立。ゲームエンジン「Unity」の日本国内の技術サポートやユーザーコミュニティ活動、広告サービス「Unity Ads」のサービス拡大に長年従事した実績のある3名だ。Unity時代には、開発者はたくさんいるものの、「誰かいい開発者いませんか?」と聞かれることが多かったそうで、各所で人材不足が深刻化しているゲーム業界の人流活性化を企図して、ニダンジャンプを設立することにしたそうだ。

今回のニダンジャンプ設立にあたって伊藤周氏は、「Don’t be Evil!に徹します。安心して登録してください」とコメント。サービス利用者の利益を第一に運営していくということだろう。また、数多くのゲームのローカライズを手がけ、架け橋ゲームズの元スタッフである矢澤竜太氏が「個人的に信頼してる方々が立ち上げたサービスです」と紹介するなど、業界内でも注目されている模様である。

「ニダンジャンプ」は、会員登録および採用企業からの問い合わせ・登録を募集中。現在はベータ版として運用されており、一部機能が未実装だが、会員登録や求人検索、採用企業によるスカウト検索機能は問題なく利用可能とのこと。また今後は、ゲーム業界に向けた技術セミナーやコミュニティイベント開催といった取り組みも計画中だそうだ。会員および採用企業向けのサービスの詳細は、公式サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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