『サガ エメラルド ビヨンド』最新情報公開。新米巡査ペアのボーニー&フォルミナや、仲間にできるキャラクター、リザーブ技など新情報続々

スクウェア・エニックスは1月31日、RPG『サガ エメラルド ビヨンド』の最新情報を公開した。主人公のうちの1組であるボーニー&フォルミナに関する情報や、本作のバトルシステムなどについて情報公開された。

スクウェア・エニックスは1月31日、RPG『サガ エメラルド ビヨンド』の最新情報を公開した。本作は、Nintendo Switch/PS4/PS5およびiOS/Android向けに4月25日に、PC(Steam)向けには4月26日に発売予定。

本作は、RPG『サガ』シリーズの完全新作だ。目的も背景もまったく異なる6人5組のキャラクターたちが、連接領域と呼ばれる異空間と、そこから繋がる17の世界を巡る冒険をする。本作では、最初に選んだ主人公だけでなく、どの世界へ行くかや、その世界で何を成すかに応じてシナリオが複雑に分岐。また、それぞれの世界で展開される物語は訪れるたびに形を変え、プレイヤーは常に新たな決断を迫られる。


今回の発表では、6人5組の主人公キャラクターのうちの1組であるボーニー&フォルミナに関する情報や、仲間にできるキャラクター、本作のバトルシステムなどについて情報公開された。

元海兵の「ボーニー ブレア(CV:村中知)」と、射撃の名手「フォルミナ フランクリン(CV:陶山恵実里)」は、ペアで行動する新米巡査。ふたりは、キャピトルシティで起きた大統領暗殺未遂事件の真相を追っている。事件の重要参考人が残した「大統領が裏切った」という言葉と、謎の三角形のピースを手掛かりに、事件の真相を求めて異世界を巡ることになるという。

「キャピトルシティ」は、摩天楼が建ち並び輝く宝石のような情景をもつ、世界の中心にある街。思いもよらぬ存在が引き寄せられてくる街でもあるそうだ。また今回、「ヴェルミーリオ」と「コスモス」と呼ばれるワールドの存在も明かされた。ヴェルミーリオでは、世界に急速な進歩をもたらす“三角形理論”によって導かれ、人々の暮らしは便利で豊か、そしてスピーディーになっている。ただし、その進歩には何らかの代償がある模様。三角形理論とは、ボーニー&フォルミナが事件の手掛かりにする三角形のピースと何か関係があるのだろうか。そしてコスモスは、無数の細胞・組織・器官が調和を生み出している神秘の世界。もっとも、この小宇宙でも調和を乱す存在はいるという。


ボーニー&フォルミナによる捜査中には、三頭のネコ系大型獣に出会えるとのこと。甘え戦略が得意な「パー」、警戒心が強くいつも尖がっている「ヒス」、オールラウンダーな「ミャオ」である。それぞれの関係性や性別は不明で、性別があるのかすら分からない。公開されたスクリーンショットでは、この三頭がプレイヤー側としてバトルに参戦しているため、仲間にすることができるようだ。

仲間にできるキャラクターとしてはほかにも、独特のグルーヴとファッションで幅広い人気を得ているアーティスト「エミリー ブライアント」、デルタベースの管理部族の一員ながらやる気はあまりないという「ゴールド主任」、三角形理論を機械進化に適用する研究に利用されたメカ「BX10-EX」、グレロン最後の皇帝だった「最終皇帝」といった多彩なキャラクターが公開。さらに、先述したコスモスの若き神官である「ビャク」や、コスモスの運び屋「エリュティア」といったキャラクターも登場する。


ビャクやエリュティア(上画像の右2体)は、「短命種」と呼ばれる種族にあたる。短命種は、バトルを繰り返すにつれてチャイルド・ヤング・ミドル・エルダーへと変化。変化するほどステータスは高くなるが、最大LP(生命力)が低くなっていくという。そしてLPが尽きると、技や術を引き継いだうえで、新たに継承技を習得して生まれ変わる。そのため、世代を重ねるほど多くの継承技を受け継ぐことが可能だ。また短命種には、人間のように技をひらめくものや、モンスターのように倒した相手の技を操れるものもいるそうだ。


バトルシステムに関して、「リザーブ技」の情報も公開された。リザーブ技とは、敵や仲間の技・術をきっかけに発動する技のこと。タイムライン上では「???」と表示され、敵のリザーブ技の前兆としても確認可能だ。また敵のリザーブ技に対しては、「リザーブ解除」の特性をもつ技で無効化することができる。

リザーブ技にはインタラプト・カウンター・プロテクト・フォロー・チェイスの5タイプがあり、たとえばフォローは、最初に行動した味方の後に続いて行動する技。自分の行動順が最後であったとしても、味方の行動後に割り込んで行動をする。割り込んだ際に連携範囲が繋がればダメージを伸ばせるチャンスになる反面、フォローで割り込んだことによって連携が途切れてしまう場合もあるという。またチェイスは、指定した敵の行動後に割り込んで行動する技であり、敵の連携を阻止しやすい特性がある。

このほか、武器種のひとつとして「両手銃」の存在が明かされた。両手銃には機関銃・火炎放射器・電流銃・爆撃銃・化学銃があり、両手銃の汎用技と、それぞれの銃種ごとの技が使用可能。空を飛ぶ敵に効果が高い対空の特性をもつ技が多いが、ヘイトが上がりやすい技も多い傾向にあるという。

また、素手の際には「体術」を使用可能だ。パンチ系の技は自身の行動後に攻撃された際に回避しやすく、キック系の技は行動順が早くなるものが多い。さらに、キック系とは逆に行動順が遅くなる体当たりや、相手の行動順を後ろにずらす技などもあり、さまざまな状況に対応しやすいことが特徴となる。


『サガ エメラルド ビヨンド』は、Nintendo Switch/PS4/PS5およびiOS/Android向けに4月25日に、PC(Steam)向けには4月26日に発売予定だ。価格は通常版が7480円で、Nintendo Switch/PS4/PS5向けにはパッケージ版も発売される。予約特典や早期購入特典、店舗特典が用意されているため、詳しくは公式サイトを確認してほしい。

またスクウェア・エニックス e-STOREでは、Nintendo Switch/PS4/PS5/PC(Steam)向け「コレクターズエディション【翠の波動】」が数量限定発売される。価格は2万5000円(税込)。ゲームソフト(Steam版はダウンロード用プロダクトキー)に加え、アートブックやCD3枚組のオリジナル・サウンドトラック、「せんせい」「ディーヴァ ナンバー5」の彩色メタルフィギュアが同梱され、特製バッグに収納され届けられる。こちらも詳細は公式サイトを確認してほしい。



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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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