狙撃かくれんぼゲーム『Trouble In NPC Town』ブラウザ向けに無料公開。NPCに紛れる相手を撃ち抜くローカル対戦ゲーム

Nameless Studioは1月25日、ローカル二人プレイかくれんぼ対戦ゲーム『Trouble In NPC Town』をPC(itch.io)向けに無料公開した。ウェブブラウザによるローカルでの対戦を想定して作られている。

Nameless Studioは1月25日、ローカル二人プレイかくれんぼ対戦ゲーム『Trouble In NPC Town』をPC(itch.io)向けに無料公開した。

『Trouble In NPC Town』は、対戦型アクションゲームだ。片方のプレイヤーはモブキャラクターたちの中に紛れ、もう片方のプレイヤーは見つけ出して狙撃することを目指す。狙撃側の残弾が尽きるまで見つからなければ前者の勝利、その前にターゲットを狙撃できれば後者の勝利となる。オンラインでのプレイには対応しておらず、ウェブブラウザによるローカルでの対戦を想定して作られている。


ゲームプレイとしては、紛れる側と狙撃する側の役割をあらかじめ決めたうえで、紛れる側のキャラメイクから始めていく。なおローカルでの対戦となるため、ここから狙撃側のターンまでは狙撃手プレイヤーは画面を視界に入れないよう推奨されている。キャラメイクでは、帽子・上着・ズボンを組み合わせて外見をカスタム。それぞれの衣服は身に着けないという選択もできるほか、ランダムに自動で振り分けもできる。この時、キャラの見た目について虚偽の情報を一つだけ書き込むことができ、後述するヒントを通じて狙撃側の攪乱が行える仕組みだ。

キャラメイクを終えると狙撃側のターンへ移行。弾の数や攻撃範囲が違うスナイパーライフルまたはグレネードランチャーのいずれかの武器を選択。さらに紛れる側の見た目に関する三つのヒント(うち一つが相手による虚偽のヒントとなっている)を確認したら狙撃パートへ移行する。


対戦相手を含めた30体ほどのキャラが闊歩する街の通りで、狙撃側は先ほどのヒントを参考にターゲットを探し出していく。画面右上には残弾数が表示されており、その横にある日記のアイコンから再度ヒントの確認も可能。紛れる側は上下左右に歩いて移動することもでき、モブキャラたちの間でいかに違和感なく振る舞い敵を欺けるかが勝負の分かれ目となってきそうだ。

本作の開発を手がけるのはNameless Studio(itch.ioストアページではKaresito名義)。ゲーム内のクレジットから少なくとも4名のメンバーによって構成されていることがうかがえる。そんな同スタジオが初めて手がけたと見られる本作はシンプルながら、ローカルでの対戦という設定を利用した独特のゲームプレイや駆け引きを楽しめる作品となっている。itch.io上の表記を見るに「In development(開発中)」とされており、ここからさらにブラッシュアップされていくかもしれない。興味をもった方は実際に遊んでみるのもよいだろう。

『Trouble In NPC Town』はPC(itch.io)向けに無料公開中。

Yuta Tanaka
Yuta Tanaka

本や映画や演劇と同じように、ゲームは世界と自分をつなぐもの。誰もが気楽に出入りできるゲームの浅瀬を広げていくことに、少しでも関われたらうれしいです。

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