Crescent Moon Gamesは1月20日、開発を予定しているジャンプアクションゲーム『ScreenBound』のコンセプト動画をXで公開した。一人称視点でステージを進みつつ、同時に携帯ゲーム機を操作するユニークな発想に注目が集まっている。
同動画では、プレイヤーが一人称視点で軽快なBGMのリズムに乗って夜のジャングルを進む約14秒の短いデモ映像が確認できる。自動で走り前進するプレイキャラを左右に移動させ、コインを拾い集めながら足場を飛び移っていくシンプルなゲーム性となっているようだ。
一方で、3Dで描写された視界の中央下部を占める携帯ゲーム機が強い存在感を放つ。イエローカラーのレトロな趣を感じさせる端末には、ピクセルアートで描かれたサイドスクロール式のステージが映っており、画面内のキャラクターも実際の操作とシンクロして跳んだり走ったりといったアクションを行う。
ジャンプの際は指でゲーム機のボタンを押して効果音が流れるほか、プレイキャラが左右に動くたびゲーム機も同じ方向に傾くなど、設定の特徴を活かした細かい演出が随所に見られる。記事執筆時点で、前述のデモ映像ポストには40件近いコメントが投稿には寄せられており、アイデアの秀逸さを褒める声も多い。なおゲームエンジンはUnityを用いて制作しているとのこと。
開発を手がけるのは、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するゲームスタジオCrescent Moon Games。過去実績としては、一人称視点のSFシューティング『Morphite』、鹿が主人公の3Dピクセルアクション『The Deer God』といった作品をPCやコンソール機向けに多数リリースしている。
また、このたびのコンセプト動画のお披露目と同時期に、別作品としてボクセルスタイルのローグライトアクション『Bombastic Land』のストアページをPC(Steam)で公開。合わせてスチームパンク風玉転がしゲーム『Gears Forever』の無料配信をiOS向けに開始している。本作についても製品化が期待される。
『ScreenBound』の対応プラットフォームやリリース時期については明かされておらず、続報が待たれるところだ。